ThingWorx Navigate のデプロイメント
ThingWorx Navigate 製品ファミリーは ThingWorx Platform サーバーと 1 つ以上のリソースプロバイダーを組み合わせたもので、簡素化された役割ベースのアプリケーションを提供します。この製品ファミリー内の ThingWorx Navigate View PLM App 拡張機能は Windchill からの PLM (製品ライフサイクル管理) データを表示するためのいくつかのアプリケーションを提供します。これらのアプリケーションは Windchill 単体で使用するよりも使いやすく、少ないトレーニングでより多くのユーザーに採用されることが期待されています。
コンポーネント
• ThingWorx Navigate View PLM App 拡張機能 - ThingWorx Navigate View PLM App 拡張機能では、PLM 情報用のリソースプロバイダ (Windchill) と認証用のオプションの外部 ID プロバイダ (IdP) が使用されます。ユーザーメンテナンスを統合するために、ID プロバイダとして Windchill を使用することもできます。
• Windchill 製品ファミリー
◦ Windchill - PTC の製品ライフサイクル管理アプリケーション。
◦ Windchill Directory Server - Windchill デプロイメントの必須のコンポーネントであるディレクトリサーバー。
◦ Creo CAD Worker: Windchill のオプションサービス。最近追加された CAD コンテンツから Creo View コンテンツが生成されます。ビューデータを利用する機能はほとんどの Navigate View PLM App マッシュアップに含まれています。
デプロイメントに関する考慮事項
ThingWorx Navigate View PLM App 拡張機能はサーバーとして ThingWorx Platform を使用します。これは以下のようにデプロイできます。
• モノリシックデプロイメント - Windchill アプリケーション、ThingWorx Platform、Navigate 拡張機能を 1 つのホストにまとめます。各アプリケーションのデータベースは別々のホストに配置しても構いません。このデプロイメントは非本番環境で推奨されます。
• 分散デプロイメント - ThingWorx Platform (ThingWorx Navigate サーバー) と Windchill アプリケーションに別々のホストを使用して、Windchill の水平スケールを可能にします。アプリケーション間の通信では、証明書ベースの SSL 接続または信頼された非 SSL 接続 (非本番環境) のいずれかが使用されます。これは生産システムに推奨されるデプロイメントです。
参照
参照アーキテクチャ
ThingWorx Navigate 本番環境デプロイメント
上の図は、ThingWorx Navigate の単純なデプロイメントを示しており、これには以下のような特徴があります。
• ユーザーは ThingWorx Navigate を介して Windchill コンテンツにアクセスします。この設計では、Windchill にファイアウォールの外からはアクセスできません。
• Windchill は必要な追加のツール Windchill Directory Server (必須) および Creo View CAD Worker (オプション) にアクセスできます。
コンポーネントのリスト | コンポーネントの数 |
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ThingWorx Foundation サーバー (Navigate Extension 使用) | 1 |
ThingWorx PostgreSQL データベース | 1 |
Windchill CAD Worker | 1 |
Windchill データベース | 1 |
Windchill Directory Server | 1 (Windchill サーバーにインストール) |
Windchill サーバー | 1 |
ThingWorx Navigate 高可用性デプロイメント
初期リリースでは、ThingWorx 9.0 がクラスタデプロイメントの場合、ThingWorx Navigate アプリケーションはまだサポートされていません。この機能をサポートする ThingWorx Navigate のアップデートバージョンが提供されたときに、このドキュメントのセクションが追加される予定です。