分散 ThingWorx デプロイメント
ThingWorx はハブアンドスポーク方式のフェデレーションデプロイメントをサポートしており、エンタープライズアプリケーションの各コンポーネントはパフォーマンスと自律性を確保するために最も適した場所で実行できます。この設計上の特性により、分散され階層化されたデータストレージと解析機能を簡単に提供できます。
たとえば、中央の ThingWorx サーバー (ハブ) はプラントレベルの各 ThingWorx サーバー (スポーク) に接続して情報を収集して集計し、地域レベルや会社レベルのビューに表示できます。ユーザーがデータをドリルダウンする (掘り下げる) と、プラントレベルのサーバーがデータを中央サーバーに反映します。
クラウド (PTC またはサードパーティ) やオンプレミス (オンサイトまたは会社のデータセンター内) など、ThingWorx では複数のデプロイメントシナリオがサポートされています。顧客ソリューションがグローバルにデプロイされる場合、最適なパフォーマンスを得るためにはサーバーを全世界の規模で配備することをお勧めします。
フェデレーションは以下の複数の要素から構成されています。
• ThingWorx リクエストサーバー - すべての受信リクエストがルーティングされます。リクエストは、マッシュアップにアクセスしているユーザー、または Thing と通信しているデバイスによって開始されます。これらのサーバーは接続数とデータリクエストの量に基づいてスケーリングされます。
• Thing サーバー - Thing がメモリ内で実行してリクエストサーバーと通信します。これらのサーバーでは実際のロジックが実行されているので、メモリが大量に消費されます。メモリと CPU の制限に基づいた水平スケールも可能です。
• データサーバー - 実際のアプリケーションデータが保存されます。これらのサーバーは必要なストレージアクセスの量に基づいてスケーリングすることもできます。
これらのさまざまな機能を 1 つのサーバーにまとめたり、多数のサーバーに委任したりすることで、既存の数のデバイスで必要なパフォーマンスを得ることができます。
ThingWorx フェデレーションの例: 工場との接続
コンポーネントのリスト (工場当り) | コンポーネントの数 |
|---|---|
ThingWorx Foundation サーバー | 1 |
ThingWorx データベース | 1 |
コンポーネントのリスト (本社) | コンポーネントの数 |
|---|---|
ThingWorx Analytics データベース | 1 |
ThingWorx Analytics Server | 1 |
ThingWorx Foundation サーバー (Analytics Extension 使用) | 1 |
ThingWorx データベース | 1 |