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ガイドラインとのサイズ基準の比較
各要件を以下の表と比較してサイズベースラインを選択します。
Thing の数と接続サーバーの見積り
ThingWorx によって管理される Thing の数はプラットフォームのメモリ要件に大きな影響を与えますが、CPU 利用率にはほとんど影響がありません。
データ取得計算からの Thingcount (T) を以下のベースラインと比較します。クラスタデプロイメントでは、モデル全体をロードするのに十分なメモリが個々の ThingWorx Foundation ノードに必要です。
接続サーバーは、デバイス 100,000 台につき 1 台が推奨されます。この計算では、予想される Thingcount を十万の位で丸めます。
高可用性を考慮する場合、接続サーバーノードの障害が発生した場合に十分な容量を確保するため、この見積りに加えて接続サーバーを少なくとも 1 台追加することを検討してください。
クラスタ構成の運用では、デバイスの負荷をクラスタ全体に分散したり、ノードで障害が発生した場合に分散し直したりするために、接続サーバーが必要です。
推奨されるハードウェアのサイズは接続サーバーのタイプによって異なり、これについては ThingWorx Connection Services ヘルプセンターで詳しく説明しています。
Foundation サーバー
メモリ
デバイス (Thing) の数
接続サーバーの数
(冗長性を確保するには + 1)
極小 *
8 GiB
最大 10,000
1 (+1)
16 GiB
最大 30,000
1 (+1)
32 GiB
最大 100,000
1 (+1)
64 GiB
最大 250,000 **
2 (+1)
備考: Sizing Guide の推奨サイズは、ThingWorx の実装をサイジングするときの初期ベースラインとして使用するためのものです。個々の結果は Edge のコンフィギュレーションやアプリケーションの負荷などによって異なります。
* 極小サイズでは運用環境の実装に推奨されるサイズより少ないメモリが使用されます。
** デバイスの数が 250,000 を超える場合のサイジングについては PTC にお問い合わせください。
値ストリーム (VS) のキューレートと HTTP リクエストの比較
「データ取得」および「データビジュアリゼーション」のセクションに記載されている 1 秒当りの書き込み数 (WPS) と 1 秒当りの HTTP リクエスト数 (R) の計算を使用して、ベースラインを選択します。リストされている各組み合わせについて、WPS と RPS の値が同じサイジングテストの実行中に取得されました。
これらのサイジングテストでは、指定されたハードウェアで最大限のデータ取得レートが優先され、HTTP リクエストの結果が低くなることは許容しています。ベースラインよりも高い HTTP リクエストレートをターゲットにするには、これを補うため、値ストリームのキューレートがリストされている結果より低くなるように計画します。
Foundation サーバー
データベース構成
1 秒当りの値ストリーム書き込み数 (WPS)
1 秒当りの HTTP リクエスト数 (RPS)
Microsoft SQL Server
3,000
19
PostgreSQL
17,000
32
PostgreSQL + InfluxDB **
33,000
95
Microsoft SQL Server
18,000
82
PostgreSQL
26,000
84
PostgreSQL + InfluxDB **
90,000
120
Microsoft SQL Server
26,000
112
PostgreSQL
47,000
122
PostgreSQL + InfluxDB **
203,000
238
備考: Sizing Guide の推奨サイズは、ThingWorx の実装をサイジングするときの初期ベースラインとして使用するためのものです。個々の結果は Edge のコンフィギュレーションやアプリケーションの負荷などによって異なります。
** 実行された InfluxDB テストでは、InfluxDB データベース内のプロパティインスタンスの最大数は 1,000,000 未満でした。たとえば、10,000 個の Thing があり、それぞれに 100 個のプロパティがある場合、InfluxDB 内のシリーズ数は 1,000,000 (10,000 × 100) になります。
シリーズ数が 1,000,000 を上回ることも可能ですが、このガイドには正確なサイズ見積りが記載されていません。3,000,000 シリーズを超える実装については、IOT EDC Remote Monitoring of Assets Reference Benchmark を参照してください。
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