Twilio
ThingWorx Twilio 拡張機能では、Twilio 通信プラットフォームを介して ThingWorx から SMS テキストと音声メッセージを送信できます。ThingWorx 内に Twilio Thing を作成し、メッセージの送信に使用する Twilio アカウントのコンフィギュレーション情報をそこに保存できます。
Twilio 拡張機能によって提供されるサービスは、直接使用するか、
ThingWorx 通知機能と組み合わせて使用できます。
コンフィギュレーション
Twilio 拡張機能を ThingWorx に
インポートする必要があります。Twilio 拡張機能をインポートすると、
「Thing Template」リストに
Twilio という名前の Thing Template が表示されます。
新規 Twilio Thing を作成および設定するには、次の操作を行います。
1. ThingWorx で新規 Thing を作成し、Twilio テンプレートを割り当てます。
2. 「コンフィギュレーション」ビューをクリックして、メッセージの送信元となる Twilio アカウントに関して、以下の詳細を入力します。
全般設定
|
説明
|
authToken
|
Twilio アカウントに関連付けられている認証トークンを入力します。
|
callerID
|
Twilio アカウントに関連付けられている有効な電話番号を入力します。これは、メッセージの発信元の番号になります。
|
accountSID
|
Twilio アカウントに関連付けられている accountSID を入力します。
|
3. 情報を入力した後、「Save」をクリックします。
「サービス」領域では、次のサービスを使用できます。
• GetNotificationHandlers -
ThingWorx 通知機能によって使用されるもので、一般的には使用されません。
• SendSMSMessage - 受信側の電話番号と送信するテキストが必要です。
• SendVoiceMessage - 受信側の電話番号、送信するテキスト、メッセージの音声 (男性または女性)、ループ機能、音声言語が必要です。
Twilio Thing で作成された新しいサービスは、「自分/エンティティ」サービスエディタ領域からカスタムサービスで呼び出すことができます。
使用法
Twilio 拡張機能は、次のいずれかのサービスを呼び出すことによって使用できます。
• SendSMSMessage
Twilio Thing Template には、SMS メッセージを送信するサービスが含まれています。SendSMSMessage は受信者の電話番号およびメッセージを入力として取得します。たとえば、すべての従業員に大容量テキストを送信するには、次のコードを含むサービスを作成できます:
var employeeList = Groups[employees].GetGroupMembers();
for (var x = 0; x < employeesList.getRowCount(); x++) {
var employee = employeesList.getRow(x);
var params = {
to: employee.smsAddress,
text: "Hey, " + employee.firstName + "." + message
};
me.SendSMSMessage(params);
}
• SendVoiceMessage
Twilio Thing Template には、電話の発信サービスも含まれています。SendVoiceMessage は受信者の電話番号およびメッセージのほか、オプションで音声、言語、ループ入力を取得します。たとえば、無料の目覚ましサービスを自動化するには、次のコードを含むサービスを作成できます:
var date = new Date();
var hour = date.getHours();
if (hour == 5) {
var params = {
to: "(555) 555-5555",
text: "Rise and shine!"
};
me.SendVoiceMessage(params);
}
これで、SMS メッセージの送信や電話の発信の準備が整いました。