Influx2PersistenceProviderPackage の設定
Influx2PersistenceProviderPackage を設定するには、次の手順を実行します。
1. ThingWorx Composer で、新しい永続化プロバイダを作成します。
2. 「永続化プロバイダパッケージ」フィールドで、Influx2PersistenceProviderPackage を選択します。
3. 「保存」をクリックします。
4. 「コンフィギュレーション」タブをクリックし、必要に応じて接続情報を設定して保存します。以下のテーブルに示すコンフィギュレーションオプションを参考にしてください。(InfluxDB 永続化プロバイダパッケージを使用して作成された) 永続化プロバイダインスタンスをデフォルトの永続化プロバイダとして使用している場合、以下のストリームおよび値ストリームキューのコンフィギュレーション設定を編集できます。これらの編集はすべてのストリームと値ストリームに適用されます。特定のストリームまたは値ストリームについてこれらの設定を変更することはできません。
* 
値ストリームの永続化プロバイダを (ThingworxPersistenceProvider から InfluxPersistenceProviderPackage などに) 切り替える場合、値ストリームを実装するすべての Thing が RestartThing サービスを呼び出して、新しい永続化プロバイダに書き込まれたエントリを取得する必要があります。Thing が再起動されない場合でもエントリはデータベースに書き込まれますが、Thing が再起動されるまで取得されません。
Influx 2.x の接続情報。
名前
説明
デフォルト値
接続 URL
接続の取得元となるデータベースの URL。
http://localhost:8086
トークン
システムにアクセスするためのセキュリティトークン。パスワードの代わりに使用されます(appkey と同様)。
組織名
組織の名前
バケット名
データバケットの名前 (すべてのデータが保存されるスキーマ)。
バケットを自動作成
true に設定した場合、bucketName で指定されているバケットが作成されます (まだ存在しない場合)。true に設定していない場合、バケットが存在しなければエラーが発生します。
False
保持期間 (日数)
データが保持される日数。この期間が経過すると、データは削除されます。デフォルトは 0 で、データは永久に保持されます。
0
バッチサイズ
これは Influx クライアントによって使用されるバッチサイズです。パフォーマンスを向上させるため、データポイントを常にバッチで送信します。これはストリームバッチサイズには含まれません。バッチサイズのデータポイント数を送信する準備が整った後、データを Influx に送信します。
* 
この値は使用されておらず、今後のリリースで除去されます。
1000
フラッシュ間隔
バッチサイズに達していない場合に Influx クライアントがデータをフラッシュする頻度を指定します。値はミリ秒単位で指定します。
* 
この値は使用されておらず、今後のリリースで除去されます。
1000 (1 秒に 1 回)
永続化プロバイダからのデータのフェッチサイズ
クライアント側ですべての行をキャッシュする代わりに、バッチ内でフェッチされる行数。
5000
接続タイムアウトの時間
Influx への接続を試行する時間。値は秒単位で指定します。
10
読み取りタイムアウトの時間
1 回のリクエストで Influx からデータを読み取る時間。値は秒単位で指定します。
10
書き込みのタイムアウトの時間
Influx へのデータの書き込みを試行する時間。値は秒単位で指定します。
* 
InfluxDB Cloud の場合、「書き込みのタイムアウトの時間」を 20 秒に設定することをお勧めします。
20
ログレベル
Influx クライアントのログレベル。ログはコンソール出力に送信されます。値を NONE、BASIC、HEADERS、または BODY に指定でき、この順で提供される情報が増えます。
なし
Influx 2.x でのストリーム処理の設定
名前
説明
ベースタイプ
デフォルト値
ストリームバッファをフラッシュする前の最大待機時間 (ミリ秒)
ストリームバッファをフラッシュするまでシステムが待機するミリ秒数。
Number
10000
ストリームバッファをフラッシュする前の最大アイテム数
ストリームバッファをフラッシュするまで累積されるアイテムの最大数。
Number
1000
バッファステータスのスキャン速度 (ミリ秒)
指定した間隔の値 (ミリ秒) でバッファステータスがチェックされます。
Number
5
最大キューサイズ
キューに入るストリームエントリの最大数。指定された値に達すると、それ以降のエントリが却下されます。
Number
250000
プロセスブロックのストリーム書き込み最大数
1 つのブロックで処理されるストリーム書き込みの最大数。
Number
2500
処理スレッド数
ストリームに割り当てられる処理スレッドの数。
* 
スレッド数が少ない方が InfluxPersistenceProviderPackage プロバイダのパフォーマンスは高くなります。これは少ない数のチャンネルからのデータを処理するために高度に最適化されています。
現在、これは Influx2PersistenceProviderPackage には当てはまりません。スループットを向上させるためにスレッドの数を増やすことをお勧めします。InfluxDB Cloud の場合、スループットを 80,000 wps にするために、「処理スレッド数」を 10、「最大キューサイズ」を 1000000、および「プロセスブロックの値ストリーム書き込み最大数」 を 25000 に増やすことをお勧めします。
Number
5
ストリーム書き込み再試行の最大回数
書き込みに失敗した場合にバッチ書き込みを再試行する回数。
* 
再試行は即時には行われませんが、「バッファステータスのスキャン速度 (ミリ秒)」コンフィギュレーション設定で指定されている次回の書き込み試行時に実行されます。再試行によって、短く断続的なネットワーク障害の問題は解決されますが、長時間接続が一時停止する場合の問題は解決されません。データが高い頻度で送信されず、再試行の間隔を長くする必要がある場合、さらに低い頻度での書き込み試行を許可するように「バッファステータスのスキャン速度 (ミリ秒)」の設定を修正できます。
Number
5
Influx 2.x での値ストリーム処理の設定
名前
説明
ベースタイプ
デフォルト値
値ストリームバッファをフラッシュする前の最大待機時間 (ミリ秒)
値ストリームバッファをフラッシュするまでシステムが待機するミリ秒数。
Number
10000
値バッファをフラッシュする前の最大アイテム数
値ストリームバッファをフラッシュするまで累積されるアイテムの最大数。
Number
1000
バッファステータスのスキャン速度 (ミリ秒)
指定した間隔の値 (ミリ秒) でバッファステータスがチェックされます。
Number
5
最大キューサイズ
キューに入る値ストリームエントリの最大数。指定された値に達すると、それ以降のエントリが却下されます。
Number
1000000
プロセスブロックの値ストリーム書き込み最大数
1 つのブロックで処理されるアイテムの最大数。
Number
25000
処理スレッド数
値ストリームに割り当てられる処理スレッドの数。
* 
スレッド数が少ない方が InfluxPersistenceProviderPackage プロバイダのパフォーマンスは高くなります。これは少ない数のチャンネルからのデータを処理するために高度に最適化されています。
現在、これは Influx2PersistenceProviderPackage には当てはまりません。スループットを向上させるためにスレッドの数を増やすことをお勧めします。InfluxDB Cloud の場合、スループットを 80,000 wps にするために、「処理スレッド数」を 10、「最大キューサイズ」を 1000000、および「プロセスブロックの値ストリーム書き込み最大数」 を 25000 に増やすことをお勧めします。
Number
10
値ストリーム書き込み再試行の最大回数
書き込みに失敗した場合にバッチ書き込みを再試行する回数。
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再試行は即時には行われませんが、「バッファステータスのスキャン速度 (ミリ秒)」コンフィギュレーション設定で指定されている次回の書き込み試行時に実行されます。再試行によって、短く断続的なネットワーク障害の問題は解決されますが、長時間接続が一時停止する場合の問題は解決されません。データが高い頻度で送信されず、再試行の間隔を長くする必要がある場合、さらに低い頻度での書き込み試行を許可するように「バッファステータスのスキャン速度 (ミリ秒)」の設定を修正できます。
Integer
5
5. 「一般情報」タブをクリックし、「アクティブ」チェックボックスをオンにします。
6. 「保存」をクリックします。
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