ウィジェットと関数を使用してマッシュアップを作成する際の最良事例
ウィジェットを使用してマッシュアップを作成する際には、以下の最良事例を使用します。
マッシュアップ内のトップレベルウィジェットとしてレイアウトを追加
ウィジェットを 1 つ追加する場合でも、コンテナのトップレベルにレイアウトウィジェットを追加することをお勧めします。トップレベルのレイアウトウィジェットを追加することで、後から領域に追加の行または列を追加したり、ヘッダーまたはフッターを追加したりする柔軟性が得られます。
マッシュアップでのウィジェットの表示
ウィジェットプロパティ Visible を使用して、ThingWorx ウィジェットの表示をランタイムで操作できます。
ユーザー入力の検証
バリデータ関数を使用して、ユーザーがデバイスに送信する入力を検証します。これらの入力によって、デバイスの状態が変化したり、デバイスがリモートで操作されたりすることがあります。ユーザー入力が有効であることをチェックすることをお勧めします。検証するフィールドごとに 1 つのバリデータ関数を使用するか、同じ検証を必要とする場合、複数のフィールドに 1 つのバリデータ関数を使用できます。
バリデータは正規表現 (regex) を入力としてとるので、ほぼすべてのタイプのコンテンツをチェックできます。検証によって false が返された場合、ユーザーにステータスメッセージを表示し、入力フィールドをデフォルト値にリセットできます。
数値変換
ランタイムで数値変換を実行するには、定義式関数を使用します。たとえば、温度に関するデータが摂氏度 (C) で表示されている場合について考えます。温度の詳細を華氏度 (F) で表示できるようにするラジオボタンを提供できます。測定単位のユーザー選択に基づいて、定義式関数は温度の値を計算して表示します。
単純計算にはサーバー側のカスタムサービスではなく定義式関数を使用することをお勧めします。
キーボードナビゲーションとフォーカス
ThingWorx 9.4 以降では新しいキーボードナビゲーション機能に加え、キーボードナビゲーションとフォーカスに関連するアクセシビリティ機能も提供されるようになったことで、障害のあるユーザーが Mashup Builder インタフェースを効果的に使用できるようになりました。
マッシュアップ内の各ウィジェットに説明ラベルを追加することで、わかりやすくアクセスしやすいフォームを作成します。
TabIndex プロパティを使用して、マッシュアップでのキーボードナビゲーションのサポートが論理的な順序に従うようにします。不要なウィジェットはタブインデックスシーケンスから除外します。
ユーザーがキーボードだけでマッシュアップを使用できるようにします。
ツールヒント
ユーザーに役立つテキストを提供するツールヒントを追加します。ツールヒントは、スクリーンリーダーデバイスを使用しているユーザーに役立ちます。
マッシュアップを初めて開いたときにユーザーが使用する可能性が高いウィジェットをハイライトするように自動フォーカスを設定します。これにより、マッシュアップ内の特定のウィジェットに移動するのにかかる時間を短縮できます。
スタイルテーマにアクセスできるようにします。マッシュアップがさまざまなデバイスや画面に見やすく表示されるように十分なコントラストを使用します。
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