アセットのミュートとミュート解除
アセットのミュートは、Thing とプラットフォームとの間のすべての通信をブロックするプロセスです。Thing がミュートされている場合、その Thing に対して、プラットフォームからのメッセージは送信も保持もされません。同様に、その Thing からプラットフォームへのメッセージもブロックされ、保持されません。
Thing をミュートする機能は、さまざまなビジネスケースで役立ちます。プラットフォームにより、通信の頻度が低い Thing がデプロイされたり、不正確または不要なメッセージが送信されたりする可能性があります。たとえば、エージェントが送信するデータの量やプラットフォームとの通信頻度に関する懸念がある場合、Thing をミュートすることで即座に問題を解決できます。Thing をミュートすると、Thing との間のメッセージが停止し、プラットフォーム管理者が通信パターン、データ量、転送速度のトラブルシューティングを行う時間を確保できます。
Thing のミュート/ミュート解除機能は、
AxedaBaseModel Thing Template またはそこから派生した Thing Template を使用して作成された Axeda ベースの Remote Thing にのみ適用されます。Axeda Thing Template の詳細については、
「ACE Thing Template」を参照してください。
• ユーザーは、AxedaStandaloneModel Thing Template、AxedaEMessageGatewayModel Thing Template を使用して作成された Thing をミュートまたはミュート解除できます。ゲートウェイ Thing がミュートまたはミュート解除されると、その管理対象デバイスも自動的にミュートまたはミュート解除されます。
• ミュートまたはミュート解除は、AxedaManagedModel Thing Template を使用して管理されるデバイスではサポートされません。管理対象デバイスのミュートまたはミュート解除は、そのゲートウェイ Thing を使用して行う必要があります。
• AxedaBaseModel Thing Template を使用して作成された Axeda ベースの Remote Thing では、ミュート可能な Thing Shape が自動的に実装されます。その他のすべての Thing では、ミュート可能な Thing Shape を実装すると、例外が発生します。
ミュートおよびミュート解除機能を使用するには、ThingWorx 9.7.0 および Axeda Compatibility Package 2.6.0 (eMessage Server、Axeda Compatibility Extension、Remote Access Extension を含む) を使用します。互換性のあるバージョンの詳細については、
Release Advisorを参照してください。
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AxedaBaseModel Thing Template またはその Thing Template から派生した Thing Template に基づいて、手動で、またはプログラムによって Thing を作成するには、Mutable Thing Shape、MutableGateway Thing Shape、MutableManagedDevice Thing Shape に対する表示アクセス許可が必要です。
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Axeda ベースの Remote Thing のミュートとミュート解除
Thing をミュートまたはミュート解除するには、次の方法を使用します。
• サービス:
ミュート可能な ThingShape を介して、Axeda ベースの Remote Thing で次の 2 つのサービスを使用できます。
◦ Mute: このサービスは Thing をミュートし、Thing とプラットフォームとの間のすべての通信をブロックします。Thing がゲートウェイである場合、すべての管理対象 Thing もミュートされます。
◦ Unmute: このサービスは Thing をミュート解除し、Thing とプラットフォームとの間のすべての通信を許可します。Thing がゲートウェイである場合、すべての管理対象 Thing もミュート解除されます。
• Composer UI
Axeda デバイスの場合のみ、「一般情報」ページのチェックボックスを使用して Thing をミュートまたはミュート解除できます。
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• 初めて Axeda アセットテンプレートを使用して Thing を作成するとき、その Thing の「一般情報」ページに「ミュート」フィールドがただちに表示されないことがあります。このフィールドを表示するには、しばらく待ってから Composer を再表示するか、Thing (エンティティ) を閉じてから再度開きます。
Thing が Axeda デバイスでない場合に、ミュート可能な ThingShape を追加して「ミュート」チェックボックスをオンにし、その Thing を保存しようとすると、エラーが発生します。
• ミュートとミュート解除は、ミュートサービスおよびミュート解除サービス、または Composer UI でのみサポートされています。xml インポートを使用してミュートのコンフィギュレーションを変更しないようにしてください。
• ミュートとミュート解除の機能を使用すると、次の場合にエラーメッセージが表示されます。
◦ Axeda 以外の Remote Thing をミュートしようとした場合: Muting/Unmuting is not supported for this Thing.
◦ 管理対象 Thing をミュートしようとした場合: Muting/Unmuting of managed Things is not supported.
◦ ゲートウェイの実行中に、管理対象 Thing のミュートに失敗した場合: An error occurred while Muting/Unmuting managed devices. Retry Mute/Unmute on the Gateway.
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アセットがミュートまたはミュート解除されていることの確認
Thing がミュートされているか、ミュート解除されているかを確認するには、次の方法を使用します。
• サービス
最新の ThingWorx および ThingWorx 拡張機能では、Axeda ベースの Remote Thing に対して (ミュート可能な ThingShape を介して) IsMuted サービスを使用できます。
IsMuted: このサービスは、Thing がミュートされているかどうかを示します。
• Composer
◦ 「Remote Thing」ページの「監視」に、新しい列「ミュート」が表示されます。Thing がミュートされている場合は「はい」、Thing がミュート解除されている場合は「いいえ」、Axeda 以外の Thing がある場合は「該当なし」と応答に表示されます。
◦ 「Remote Thing」ページの「監視」で、「ミュート」フィルタを使用して、ミュートされている Thing とミュート解除されている Thing を確認します。
◦ Thing の「一般情報」ページに、「ミュート」チェックボックスが表示されます。
アセットのミュートとミュート解除の動作
ゲートウェイ
◦ ゲートウェイがミュートされると、そのゲートウェイに関連付けられている管理対象の Thing も自動的にミュートされます。
◦ ゲートウェイがミュートされているときに、管理対象の Thing をミュート解除することはできません。
◦ ゲートウェイがミュート解除されると、そのゲートウェイに関連付けられている管理対象の Thing も自動的にミュート解除されます。
◦ ゲートウェイがミュート解除されているときに、管理対象の Thing をミュートすることはできません。
Axeda ベースの Remote Thing のプロパティ
Thing がミュートされている場合、リモートプロパティを使用したプロパティの更新は、AssetMutedException によって失敗します。
たとえば、「Thing is Muted, Unable to update <プロパティ名> on <Thing 名>」というエラーが表示されます。
Axeda ベースの Remote Thing のサービス
Thing がミュートされている場合、リモートサービスを実行しようとすると、AssetMutedException によって失敗します。
たとえば、「Thing is Muted, Unable to invoke <サービス名> on <Thing 名>」というエラーが表示されます。
ファイル転送操作
Thing がミュートされている場合、新しいファイル転送操作は AssetMutedException によって失敗します。
アクティブなファイル転送操作は、ミュートされた Thing に対しても引き続き機能します。
リモートセッション
◦ Thing がミュートされている場合、新しいリモートセッションは例外によって失敗します。
例: You are not allowed to start a remote session on a muted asset <name>.
◦ アクティブなリモートセッションは、Thing がミュートされても引き続き機能します。
ミュートとミュート解除に対するユーザーのアクセス許可
MuteUnmuteUsers という名前の既成のユーザーグループが追加され、選択したグループのユーザーがアセットをミュートおよびミュート解除できるようになりました。サービスのアクセス許可に関するかぎり、これは ThingWorx アクセス許可の枠組みに従います。詳細については、
ユーザーグループを参照してください。
監査ログ
監査ログが有効になっている場合、以下のログエントリがログに記録されます。
• 操作のタイプ: ミュートまたはミュート解除。
• 影響を受ける Thing の名前。
• 操作の日時を示すタイムスタンプ。
• 操作を実行したユーザータイプ。