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バージョン 9.0.0 リリースノート
次の表では、ThingWorx Navigate 9.0.0 の最新情報、制限事項、既知の問題について説明します。
最新情報
アイテム
説明
簡略化されたインストール
ThingWorx Navigate インストールツールが簡略化され、互換性のあるバージョンの ThingWorx Foundation がすでにインストールされている場合は ThingWorx Navigate のみをインストールします。互換性の情報については、ThingWorx Navigate 製品互換性マトリックスを参照してください。
簡略化されたインプレースアップグレード
ThingWorx Navigate インストールツールが拡張され、ThingWorx Navigate 8.5.x から 9.0.0 へのアップグレード手順が簡単になり、作業全体が簡略化および効率化されています。
このアップグレードの必要条件:
インストールツールを使用して ThingWorx Navigate 8.5.x がインストールされている。
ThingWorx Foundation 9.0.0 がインストールされている、または 9.0.0 にアップグレードされている。
ThingWorx Navigate コンポーネントの一般的な使いやすさ
8.5 リリースでベータ機能として導入された ThingWorx Navigate コンポーネントが本番環境で使用できるように認定され、文書化されました。これらのコンポーネントには、ThingWorx Connected PLM ライセンスにより Mashup Builder を介してアクセスできます。
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「操作バー」コンポーネントは、引き続きベータで使用できます。
「アイテム ID」コンポーネントの機能強化
「アイテム ID」コンポーネントが、イメージ、セカンダリタイトル、およびセカンダリタイトルアイコンを追加できるように強化されました。そのまま使用できる部品/CAD オブジェクトタイプのコンフィギュレーションもこのコンポーネントに追加されています。
部品構造をエクスポートする機能
「部品構造を表示」タスクが強化され、「部品構造」テーブルに表示されているアイテムをエクスポートできるようになりました。エクスポートされたファイルには、構造内の部品のレベルが反映されます。
「部品リストを表示」の機能強化
「部品リストを表示」タスクが強化され、以下が可能になりました。
シングルレベルの部品リストを表示する (調整によって可能)。
自然順序で部品リストを並べ替える (調整によって可能)。
部品リスト内のアイテムを「CSV (Excel フォーマット)」にエクスポートする。エクスポートされたファイルには、構造内の部品のレベルが反映されます。
「ThingView」ウィジェットの機能強化
「ThingView」ウィジェットが以下の機能で強化されています。
アニメーションおよびシーケンスの表示に関する組み込みの再生制御 - これらの制御により、適切なコンテンツがウィジェットにロードされたときに、シーケンスステップを再生、一時停止、およびナビゲーションできるようになりました。
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これは主に ThingWorx Navigate のカスタムアプリケーションで使用され、Creo View を使用して構築されたアノテーションセットまたは Creo Illustrate を使用して作成されたフィギュアを表示します。
属性を使用した相互選択機能 - これらの機能により、Creo View データ内の属性を識別して外部データテーブルまたはグリッドの間の相互選択を行うことが可能になりました。これにより、ユーザーは部品番号などの単純な属性を指定し、この部品番号のすべてのインスタンスを相互選択できます。
PingFederate サポートポリシーのアップデート
PTC の PingFederate サポートポリシーがアップデートされました。詳細については、このテクニカルサポートのアーティクルを参照してください。
ThingWorx バージョン
ThingWorx Navigate 9.0.0 では、ThingWorx Foundation 9.0.0、ThingWorx Integration Runtime 8.0.7 がサポートされています。
既知の問題と制約事項
次に示す既知の問題は、現在のリリースの ThingWorx Navigate で新しく発生したものです。
アイテム
説明
高可用性 (HA) コンフィギュレーションのサポート
ThingWorx Navigate では HA コンフィギュレーションはサポートされていません。このコンフィギュレーションは、今後のリリースでサポートされます。
カスタムマッシュアップ内の実運用可能なコンポーネントを手動でアップグレードする必要性
ThingWorx Navigate 9.0.0 にアップグレードすると、カスタムマッシュアップで使用されているすべてのベータコンポーネントが除去されます。これらのコンポーネントを 9.0.0 バージョンにアップグレードした後にマッシュアップを更新するように計画してください。
Windchill クラスタで設定されている場合の、Windchill 認証を使用する ThingWorx Navigate での「My タスク」のサポート
「My タスク」は、Windchill クラスタで設定されている Windchill 認証を使用する ThingWorx Navigate ではサポートされていません。このコンフィギュレーションを使用している場合に、「My タスク」にアクセスする必要がある場合は、PTC テクニカルサポートに連絡してください。
エクスポート後の CSV ファイルでのフィールド区切り記号のパラメータの設定
部品リストまたは部品構造をエクスポートするとき、データエクスポートウィジェットのデフォルトの区切り記号はコンマ (,) に設定されます。区切り記号がコンマではない (通常コンマは小数点として使用される) 言語では、エクスポート後のファイルに未フォーマットの値が表示されます。エクスポート後の CSV ファイルで目的の言語に固有のフィールド区切り記号を設定するには、このテクニカルサポートのアーティクルを参照してください。
「アイテム ID」コンポーネントの URL 属性
URL の構築における問題のため、「アイテム ID」コンポーネントの URL 属性は適切に動作しません。この問題は今後のリリースで修正されます。
以下の既知の問題は ThingWorx Navigate のすべてのリリースに適用されます。
アイテム
説明
統合ランタイムログ内の一部エントリ
表示名の代わりに属性の内部名が表示されている場合、統合ランタイムログにこれらのケースに関する例外が報告されます。これらの例外は無視して構いません。
統合ランタイムログ内の ODataTransformerImpl に関連する警告/エラーは、ThingWorx Navigate の機能に影響しません。これらの例外は無視して構いません。
ThingWorx Navigate の新しいインストールツール
インストール、ライセンス、およびコンフィギュレーションツールには次の既知の問題が存在します。
「ThingWorx Navigate セットアップ」を同じマシンで複数回実行することはできません。
Linux では、インストールが実行中であっても進行状況バーが完了したように表示されます。
すべてのコンフィギュレーションタイプに対して、Windchill 接続に対する検証は行われません。接続情報は慎重に入力してください。
コンフィギュレーションログファイルに含まれる Windchill バージョンと CPS 番号に関する情報は不完全です。この情報は Windchill から入手できます。
この問題は、ThingWorx Navigate の今後のリリースで対処されます。
複数の Windchill システムでの ThingWorx Navigate の設定
複数 Windchill システムでの設定には、次の既知の問題があります。
シングルサインオンを使用するシステムの場合、複数の Windchill 設定に対する新しい統合コネクタを作成した後は、設定を完了するために Apache Tomcat を再起動する必要があります。
このコンフィギュレーションでは、「図面バンドルをダウンロード」タスクはサポートされていません。
ThingWorx NavigateWindchill システムデフォルトフィルタ
Windchill の保存済みフィルタ System Default には追加のコンフィギュレーションが必要です。この問題は、ThingWorx Navigate の今後のリリースで対処されます。
この問題の次善策として、System Default と同じフィルタを適用する新しい保存済みフィルタを Windchill で定義してください。次に、ThingWorx Navigate で、役割に合わせてユーザーインタフェースを調整するときに、新しいフィルタを適用します。
「部品構造を表示」で表示できる属性
CAD ドキュメントの親子リンクで定義された属性は、「部品構造を表示」の調整時には使用できません。
「設計ファイル」「図面ファイル」の列
「部品リスト」タスクで設定している場合、「設計ファイル」および「図面ファイル」列は並べ替えできません。
コンテンツプロキシ URL
コンテンツプロキシの URL フィールドでは、大文字小文字が区別されます。大文字と小文字の誤りがある場合、サーチが失敗し、コンテンツプロキシによってサーチが中断されたことをレポートするエラーが表示されることがあります。
Windchill クリティカルパッチセットのアップデート
Windchill CPS を適用するたびに、Windchill の有効化パッチが上書きされるか、失われます。クリティカルパッチセットをアップデートした後は必ず、有効化パッチを再適用してください。
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ThingWorx Navigate 9.0.0 の場合、Windchill 11.1 M020 を使用している場合にのみパッチをインストールする必要があります。
「3D で表示 & 測定」タスクの使用における追加の要件
「3D で表示 & 測定」タスクは Creo View クライアントを使用します。このタスクは、以下のブラウザバージョンでのみ使用できます。
Google Chrome 75 以降のバージョン
Mozilla Firefox 68 ESR 以降のバージョン
Microsoft Edge Chromium 80 以降のバージョン
値の表示
一部のヨーロッパ言語で ThingWorx Navigate タスクを使用する場合、数値は特定のロケールによるものではなく英語のフォーマットに従って表示され、10 進数のコンマの代わりに小数点が表示されます。
「My タスク」の既知の問題と制限事項
「再割当」に追加されたコメントを表示する機能
タスクを再割当しているときに、ユーザーは再割当の理由としてコメントを追加できます。これらのコメントは ThingWorx Navigate では表示できません。
属性の表示名
同じ表示名を持つ属性は、調整ページの属性リストではパスを使用して区別されます。これらのパスはローカライズされず、常に英語で表示されます。
一部の属性では、Windchill で定義されている表示名の代わりに、Windchill REST Services の内部名からのプロパティ名がユーザーインタフェース (UI) に表示されます。その結果、これらの属性名は常に英語で表示されます。
やり直しループ中の以前の処理に関するタスク進行状況情報
タスクがやり直しループに入っているときに、「My タスク」の進行状況バーを使用して表示されるタスク進行状況情報は、以前の処理に関しては正しくありません。
複数の Windchill のサポート
「My タスク」は、複数の Windchill システムをサポートしていません。
ThingWorx Navigate 9.0.0 では、次の既知の問題が修正されています。
アイテム
説明
Windchill ボルトに存在するグラフィックファイルを読み込む機能
「部品構造を表示」タスクの「ThingView」ウィジェットが、Windchill マスターおよびレプリカボルトに存在するグラフィックファイルを読み込めなかった問題が修正されました。オリジン間 http リクエストを許可するように、オリジン間リソース共有フィルタを設定することを Windchill サイト管理者に依頼してください。コンフィギュレーションのヘルプについては、このテクニカルサポートのアーティクルを参照してください。
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