表示する属性の選択
これまでに説明したように、属性の選択には、属性セレクタ、属性セットセレクタ、パターンセレクタの 3 つのプロパティタイプが使用されます。属性の設定に使用されるコンフィギュレーションプロパティは、このいずれかのプロパティタイプを持ちます。これらのプロパティタイプはすべて、4 つの同じ必須のコンフィギュレーションプロパティを持ちます。
thingName - バックエンドシステムのアダプタ Thing の名前
instanceName - バックエンドシステムアダプタのインスタンス名
objectType - 属性のオブジェクトタイプ
id - 属性の ID または名前
定義済みのコンフィギュレーションでは、デフォルトの Thing 名は PTC.WCAdapter であり、デフォルトのインスタンス名は windchill です。別のバックエンドシステムまたはインスタンスを使用して属性を表示するには、コンフィギュレーションファイルでこの 2 つのプロパティの値を変更します。
コンポーネントによって表示される個々の属性を変更したり、表示する新しい属性を追加したりするには、objectType および id の値を変更しなければなりません。以降のセクションでは、使用可能な値を調べる方法について詳しく説明します。
使用可能なオブジェクトタイプの調査
属性の設定に使用可能なオブジェクトタイプを調べるには、次のステップに従います。
1. ThingWorx Composer を開き、「データテーブル」をブラウズします。
2. PTC.ComponentMetadata を選択し、画面の上部にある「サービス」タブを選択します。
3. GetDataTableEntries サービスを選択して実行します。
4. 画面の「出力」セクションにテーブルが表示されます。「タイプ」列に表示されている値を、コンフィギュレーションプロパティ objectType の値として使用できます。
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各コンポーネントは特定のオブジェクトタイプの属性のみを受け入れます。詳細については、「コンフィギュレーションプロパティ」テーブルを参照してください。
使用可能なオブジェクト ID の調査
属性の設定に使用できるオブジェクト ID を調べるには、次のステップに従います。
1. ThingWorx Composer を開き、「Thing」をブラウズします。
2. PTC.WCAdapter を選択し、画面の上部にある「サービス」タブを選択します。
3. GetAvailableAttributes を選択します。「入力」セクションに次のコードを貼り付けます。
{
"data": [
{
"adapter": {
"thingName": "PTC.WCAdapter",
"instanceName": "windchill"
},
"itemListsData": [
{
"objectType": "PTC.Workflow.WorkItem",
"items": [
{}
]
}
]
}
]
}
4. コードを編集して、objectType の値を必要なオブジェクトタイプに設定します。上記のコード内の PTC.Workflow.WorkItem は一例です。
5. 別のアダプタ Thing またはインスタンスを使用している場合は、コード内におけるこれらのプロパティの値を変更します。
6. サービスを実行します。
7. 「出力」で、metadata の下の各プロパティはオブジェクト ID であり、label プロパティはユーザーインタフェースでのそのラベルを示しています。たとえば、以下に示す出力では、最初に表示されているオブジェクト ID は Description であり、ユーザーインタフェースでのそのラベルも Description です。2 番目に表示されているオブジェクト ID は Activity | isOverdue であり、ユーザーインタフェースでのそのラベルは Overdue です。
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