OData コネクタの設定
ThingWorx Navigate では、OData コネクタと Windchill REST Services を組み合わせて使用して、カスタムタスクのデータにアクセスすることがサポートされています。
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WindchillConnector (ptc-windchill-demo-thing)ThingWorx Navigate 9.2 から除去されています。必要に応じて、OData コネクタを使用するようにカスタムタスクを更新してください。
必要条件
OData コネクタを使用する前に、ThingWorx Integration Runtime を設定する必要があります。一般的に、ThingWorx Integration Runtime は、インストールプロセスの一部として ThingWorx Navigate インストールツールによって設定されます。
コネクタの作成
OData コネクタの設定には、2 つのオプションがあります。新規にコネクタのインスタンスを作成する方法と、既成のコネクタ ptc-windchill-OData-connector を使用する方法です。ユースケースに最適なオプションを選択します。
Info*Engine タスクを使用するカスタムタスクには、既成の ptc-windchill-OData-connector を使用することをお勧めします。既成のコネクタでは、Info*Engine サービスが最初から利用可能になっているためです。
新規の OData コネクタインスタンスを作成するには、次の手順に従います。
1. ThingWorx Composer で、「モデリング」 > 「統合コネクタ」の順にブラウズし、「新規」をクリックします。
2. 「テンプレートを選択」ウィンドウで ODataConnector Thing Template を選択し、「OK」をクリックします。
3. コネクタの名前とプロジェクトを入力します。
これで、コネクタを設定する準備ができました。
コネクタの設定
1. Composer で、作成したコネクタを開くか、ptc-windchill-OData-connector をサーチして開きます。「一般情報」ページが開きます。
2. 「コンフィギュレーション」タブをクリックします。「コンフィギュレーション」ページが開きます。
コンフィギュレーションは、認証方法 (シングルサインオン、Windchill 認証、または固定認証) によって異なります。
シングルサインオン 
シングルサインオンが設定されている場合は、次の手順を実行します。
1. 「ジェネリックコネクタ接続の設定」「認証タイプ」で、SSO を選択します。
2. 「認証サーバー ID」に、sso-settings.json で指定した AuthorizationServerSettingsID の値を入力します (「PingFed1」など)。
3. 「認証サーバーの範囲設定」で、「追加」をクリックします。AuthorizationServerScopesSettings ウィンドウが開きます。
4. 「範囲」に、PingFederate に登録した Windchill 範囲を入力します (「WINDCHILL」など)。
5. 「追加」をクリックします。
6. 「CSRF 設定」で、次の情報を入力します。
「CSRF Get リクエストの相対 URL」 - /servlet/odata
「CSRF トークン名」 - CSRF_NONCE
7. 「HTTP コネクタ接続の設定」で、次の情報を入力します。
「ベース URL」 - Windchill URL。URL の末尾は /oauth でなければなりません。次のフォーマットを使用します。
[https]://[Windchill Host]:[port]/[Windchill-web-app]/oauth
このフォーマットでは、接続で OAuth 標準が使用され、リソースプロバイダのデータのリクエストが有効になるように指定しています。
「相対 URL」 - /servlet/odata
ユーザー名とパスワードを入力する必要はありません。
8. 「保存」をクリックします。これで、OData コネクタは、シングルサインオン環境で動作するように設定されました。
Windchill 認証 
Windchill 認証が設定されている場合は、次の手順に従います。
1. 「ジェネリックコネクタ接続の設定」「認証タイプ」で、None を選択します。
2. 「CSRF 設定」で、次の情報を入力します。
「CSRF Get リクエストの相対 URL」 - /servlet/odata
「CSRF トークン名」 - CSRF_NONCE
3. 「HTTP コネクタ接続の設定」で、次の情報を入力します。
「ベース URL」 - ODataConnector から Info*Engine リクエストを受信する Windchill サーバー。次のフォーマットを使用します。
[https]://[Windchill Host]:[port]/[Windchill-web-app]/sslClientAuth
「相対 URL」 - /servlet/odata
「接続 URL」 - /servlet/WindchillGW/wt.httpgw.HTTPServer/ping
ユーザー名とパスワードを入力する必要はありません。
4. 「保存」をクリックします。これで、OData コネクタは、Windchill 認証環境で動作するように設定されました。
固定認証 
固定認証が設定されている場合は、次の手順に従います。
1. 「ジェネリックコネクタ接続の設定」「認証タイプ」で、Fixed を選択します。
2. 「CSRF 設定」で、次の情報を入力します。
「CSRF Get リクエストの相対 URL」 - /servlet/odata
「CSRF トークン名」 - CSRF_NONCE
3. 「HTTP コネクタ接続の設定」で、次の情報を入力します。
「ユーザー名」 - Windchill 管理者ユーザー名
「パスワード」 - Windchill 管理者パスワード
「ベース URL」 - ODataConnector から Info*Engine リクエストを受信する Windchill サーバー。次のフォーマットを使用します。
[https]://[Windchill Host]:[port]/[Windchill-web-app]
「相対 URL」 - /servlet/odata
4. 「保存」をクリックします。これで、OData コネクタは、固定認証環境で動作するように設定されました。
コネクタ上でのサービスの公開
コネクタを設定した後の手順は、カスタムタスクによって異なります。
Info*Engine タスクを使用しないカスタムタスクの場合、必要なサービスをコネクタ上に公開します。サービスの公開については、 ヘルプセンターの「統合コネクタ上でのサービスの公開」および「サービスの新規 API マップの作成」のトピックを参照してください。
Info*Engine タスクを使用するカスタムタスクの場合、OData コネクタを使用した Info*Engine サービスの実行のトピックに進みます。
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