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ベクトル化演算子の使用
ベクトル化演算子は、配列の計算で特別な意味を持つ関数や演算子を無効にする場合に使います。たとえば、次のような式について考えます。
ベクトル化された積は、A および B と同じサイズの配列を返します。この配列の各要素には、AB のペア要素の積が含まれます。
ベクトル化されていない積では、標準的な行列の乗算が行われます。
関数のベクトル化
関数や演算子の多くは、配列に適用して評価した場合、その演算が自動的にベクトル化されます。引数に配列を必要とする関数 (dftなど) にベクトル演算子を適用し、式を要素ごとに計算しようとすると、エラーが表示されます。
入れ子配列のベクトル化
ベクトル化演算子では配列内のレベルが 1 つだけ下に移動します。入れ子配列は最上位配列の要素なので、ベクトル化された式の中の入れ子配列のそれぞれが、規則的配列として扱われます。
スカラーのベクトル化
スカラーに対してベクトル化演算子を使っても何も行われないので、単なるベクトル記号としてベクトル化演算子を使用できます。
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