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デジタルフィルタの時間応答
response(v, C1, n) - 係数配列 C1 の FIR フィルタまたは IIR フィルタへの入力ベクトル v の応答を表す n 成分ベクトルを返します。この関数はコンボリューションを直接計算します。入力信号が長い場合、この方法ではかなり時間がかかることがあります。
fftfilt(v, C2, [nfft]) - 係数 C2 の FIR フィルタへの入力ベクトル v の応答を表すベクトルを返します。この関数はオプションの長さ nfft の DFT を入力の連続セグメントに適用し、重複加算法によって結果を組み合わせます。
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最終的な過渡応答を求める場合、適切な長さになるまで入力信号をゼロで埋めて n の値を増やします。
IIR フィルタの場合、response を必ず使用する必要があります。
インパルス応答が入力信号よりもかなり短い FIR フィルタでは、fftfilt を使用した方が計算時間が短くなります。
nfft > length(x) + length(C) −1 の場合、fftfilt では重複加算法が使用されません。代わりに、長さが nfft になるまで信号ベクトルとフィルタベクトルをゼロで埋めてから、フーリエ領域内で 1 回のステップで信号とフィルタをコンボリューションします。
分母の定数項が 1 になるように IIR 変換関数が正規化されていなければなりません。
引数
v は、列ごとにフィルタされる、実数または複素数の信号ベクトルまたはマルチチャネル行列です。
C1 は、フィルタの係数が格納されている、実数または複素数のベクトル (FIR) または 2 列の行列です。IIR フィルタの場合、1 列目に分子の係数を指定し、2 列目に分母の係数を指定します。
C2 は、FIR フィルタの係数が格納されている実数または複素数のベクトルです。
n は、出力ベクトルの大きさを表す、入力の長さ以下の正の整数です。
nfft (オプション) は、重複加算法での FFT の長さを指定する正の整数です。この値は信号の長さ以下でなければなりません。この引数を省略した場合、nfft がフィルタの長さになります。
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