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例: try-on-error プログラミング演算子の使用
プログラミング演算子 try-on-errorbreakcontinuereturn を使用してエラー状態を制御します。
1. 「数式の書式設定」タブの「結果」グループで、「後続ゼロを表示」をクリックします。
2. 6 x 6 の行列を設定し、matrix関数を使用して、その要素を既知の値に設定します。
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3. 特定の範囲内の要素を、その範囲内で関数によって定義される値に設定するプログラムを作成します。
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x=0 かつ y=0 の場合、(x+y) をゼロで割ることになるので、このプログラムは失敗します。
4. プログラムを変更して、新しい行列の要素 (0,0) が、ゼロ除算の値ではなく、行列 Z の対応する要素の値をとるようにします。
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このプログラムにより、要素 (0,0) がゼロ除算の値に設定されなくなります。
5. try および break 演算子を使用して、このエラー状態を取り込んでプログラムが続行されるようにします。ゼロ除算のエラーは "DBZ" という文字列で表されます。
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on error ブロックはテストでエラーが返った場合にのみ実行されます。
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Mathcad では、プログラムを次のように実行します。
a. x=0y=0 で 1 つ目のループが開始します。
b. try 演算子は式にエラーがないかチェックし、ゼロ割エラーを取得します。この結果、プログラムは on error ブロックを実行します。
c. on error ブロックがそのブロック内の 1 つ目の文を実行して要素 (0,0)"DBZ" に設定してから、break 演算子が現在のループ (x=0, y=0..5) の実行を停止します。この結果、row=0 の残りの要素は変更されません。
d. プログラムは次の x ループ (x=1, y=0..5) に飛び、その他のエラーがない場合、row=1 の要素を書き込みます。
e. プログラムは、指定された範囲の終わりまで、残りのループを続けて実行します。
6. break 演算子を continue 演算子に置き換えて出力の違いを確認します。
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break 演算子とは異なり、continue 演算子は現在のループの反復計算を続行し、row=0 のその他の要素 (および行列の残りの要素) には前と同様に (x+y)/(10x-y) が設定されます。
7. continue 演算子を return 演算子に置き換えて出力の違いを確認します。
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現在のループを実行し続ける continue 演算子とは異なり、return 演算子はプログラムを停止して、要素 (0, 0)"DBZ" に設定した状態で、Y3 を返します。
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