例: 関数とレベルのマッピング
funmap関数とlevelmap関数を使用して、輝度の関数をマップするか、新しい輝度レベルのベクトルを既存の画像にマップします。関数またはレベルをマップすることで、画像または画像変換で輝度レベルが一様に変換されます。等化と同様に、これらの関数を使用して、画像の表示を最適化することもできます。
この例の使用方法については、画像処理の例についてを参照してください。
funmap
この関数は、定義済みの関数を行列の各要素に適用します。
1. テスト行列を作成します。
2. 関数を定義します。
3. funmap を呼び出して、関数 f を行列 M の各要素に適用します。
ベクトル化演算子を使用することによっても、同じ結果を得ることができます。
4. サンプル画像を読み込みます。
5. 新しい関数を定義します。
6. funmap を呼び出して、関数 f を画像 R に適用します。Re 関数を使用して、返されたすべての値を実数にします。
7. 元の画像と変換された画像を比較します。
(arcs.bmp) | (arcs_fm.bmp) |
8. 関数 f の定義を変えて何種類かの変換を行います。
   | |
(arcs_fm2.bmp) | |
   | |
(arcs_fm3.bmp) | |
   | |
(arcs_fm4.bmp) |
levelmap
levelmap 関数は、画像の輝度を、ベクトル vec によって与えられた輝度レベルに置き換えます。たとえば、vec の 100 番目の成分には、輝度が 100 のピクセルの新しい輝度レベルが格納されています。
0 < M のエントリ < (vec - 1)
1. 輝度を二乗することで画像を補正するため、次のベクトルを作成します。
2. 表示にむらのある画像の輝度をその正確な値にマップするレベルマップを定義します。
次の行列を使用します。
レベルマップは次のとおりです。
3. levelmap をサンプル画像に適用し、その効果を確認します。
(arcs_level.bmp) |