2 値化
binarize(M, [lowThresh, [highThresh, inValue, outValue]]) - 行列 M のピクセルがしきい値 lowThresh 以下の場合には値が 0 に設定され、lowThresh より大きい場合には 1 に設定された、2 値の行列を返します。
2 値化は 2 つのグレーレベルのみから成る画像を生成し、適切なしきい値を選択することで、画像の特徴を際立たせることができます。2 値化は画像分析の第一段階で行われることもあります。
引数
M は画像行列です。
lowThreshhighThreshinValueoutValue (オプション) は実数です。
追加情報
オプションの引数を指定しない場合、前景と背景のピクセルが双峰分布しているものとして、しきい値が自動的に設定されます。このアルゴリズムは Kittler - Illingworth の定理に基づいて、実際のピクセルヒストグラムと想定される双峰分布との間の適合を最小化します (R. M. Harlick/L. G. Shapiro 著『Computer and Robot Vision, Vol. 1』 (Addison-Wesley, 1992) を参照)。
lowThresh だけを指定した場合、出力行列の要素を 0 または 1 に設定するときのしきい値としてその値が使用されます。
highThresh を指定するには、inValueoutValue を指定する必要があります。
オプションの 4 つの引数をすべて指定した場合、lowThresh から highThresh のすべてのレベルが inValue に設定され、その他はすべて outValue に設定されます。入力パラメータの値には任意の値を指定でき、必ずしも 0 から 255 の間である必要はありません。inValueoutValue には同じ値を設定できます。その場合、画像全体が 1 つのレベルだけに設定されます。
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