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ソルブブロックについて
ソルブブロックは、線形方程式、非線形方程式、微分方程式、およびこれらの連立方程式を計算するために使用します。ソルブブロックを使用して、指定した制約条件内で指定した関数の最小点と最大点を求めることによって、最適化問題を解決することもできます。
ソルブブロックでは、推定値を使用して反復計算によって段階的に解に近づけることで、最終的な解を求めます。解は、通常は、実際の解の収束許容誤差 TOL と制約許容誤差 CTOL を満たす近似値です。
各ソルブブロックには求解関数を 1 つだけ入れることができます。ただし、1 つのソルブブロックの終りで f(a) := find(x) などの関数を定義して、この関数を別のソルブブロックで参照できます。1 つ目のソルブブロックをパラメータ化されたソルブブロックと呼びます。
ソルブブロック関数の上側で、推定値または初期/境界条件を定義する必要があります。解が複素数になると思われる場合、複素数の推定値を使用します。未知数が n 個あるときは、ソルブブロックの方程式も n 個なければなりません。行列表記法も、行列変数の解を求めることと同様に、可能です。
ソルブブロックの利点
問題を通常の数式表記で記述できます。解く方程式が明示的で、ベクトルと行列の定義やソルバ定義内に隠れません。
必要な解を解空間の特定の範囲に制限する制約条件を指定できます。
問題を解くのに適したアルゴリズムがソルブブロック関数によって自動的に選択されます。
ソルブブロックの反復処理によって、非線形連立方程式の解を求めることができます。行列計算によってこのような方程式の解を求めるのは、不可能ではないとしても、非常に困難です。
ソルブブロック内で領域を移動したり、ワークシート上でソルブブロック領域を 1 つのエンティティとして移動したりすることができます。
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