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カスタム関数について
カスタム関数では、カスタマイズした関数を記述することで、PTC Mathcad Prime の機能を拡張できます。カスタム関数は、PTC Mathcad Prime 組み込み関数と同様に動作します。カスタム関数は、「関数」ラベルを実行し、オーバーフローや 0 での除算が行われた場合などのエラーメッセージのカスタマイズ、割り込み、例外処理など、PTC Mathcad Prime 組み込み関数と同じ多くの機能を持つことができます。カスタム関数には複素数のスカラー、複素行列、文字列変数などのタイプを渡すことができます。カスタム関数のセットをグループ化して、ダイナミックリンクライブラリ (DLL) にできます。複数のカスタム関数をグループ化した DLL を機能拡張と呼びます。
デフォルトのカスタム関数
PTC Mathcad Prime ではデフォルトの Custom Functions フォルダがインストールされます。このフォルダには、次のアイテムが含まれています。
サンプル関数のソースコードを含む 3 つのサブフォルダ
MCADINCL.H - 関数のコンパイルに使用するヘッダーファイル
mcaduser.lib - 関数のリンクに使用するライブラリファイル
新しいカスタム関数の作成
ユーザーのカスタム関数を作成するプロセスには、次の手順が含まれます。
C または C++ でソースコードを記述する (または、Fortran コードを C wrapper にラップ)
Visual C++ などのコンパイラを使用してソースコードをコンパイルする
MCADUSER.LIB ライブラリを使用してオブジェクトファイルをリンクし、DLL を作成する
DLL を Custom Functions フォルダに配置する
使用条件
PTC Mathcad で動作するカスタマイズ外部関数を作成する DLL インタフェース仕様は、個人的な利用および社内利用にのみ使用できます。これらの仕様を、PTC からの書面による事前の承諾なしに商用再販を行う外部関数の作成に使用することはできません。詳細については、PTC のお客様との契約書を参照してください。
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