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userpack サンプル拡張機能をコンパイルするには
1. Visual Studio のコマンドプロンプトを開きます。
2. PTC Mathcad Prime のインストールフォルダに移動します。
3. プロンプトに次のコマンドを入力して userpack フォルダに移動し、そのコンテンツを表示します。
コマンド
説明
cd Custom Functions\userpack
ディレクトリを userpack フォルダに変更します。
dir
現在のフォルダにあるファイルをリストします。
REALSUM.CTRNSPOSE.CUSERPACK.C がリストされていることを確認します。
4. Include ファイルとライブラリファイルが Custom Functions フォルダに存在することを確認します。
コマンド
説明
dir ..
現在の Custom Functions フォルダにあるファイルをリストします。
MCADINCL.Hmcaduser.lib がリストされていることを確認します。
5. userpack 関数をコンパイルおよびリンクするには、次のコマンドを入力します。
コマンド
説明
cl /I..\ *.C /LD /link /out:..\userpack.dll /entry:"DllEntryPoint" ..\MCADUSER.LIB
現在の userpack.dll フォルダで Custom Functions ファイルを生成します。
その他の情報
サンプル拡張サブフォルダ userpack には 3 つの .C ソースファイルが含まれ、コンパイルやリンクのプロセスで userpack.dll ファイルが生成されます。
REALSUM.C は、FUNCTIONINFOrealsum として定義され、2 つの実数引数 (a,b) をとることを示します。
TRNSPOSE.C は、FUNCTIONINFOtranspose として定義され、1 つの行列引数 (X) をとることを示します。
USERPACK.CFUNCTIONINFOrealsum および transpose として定義されていることを示します。これは、USERPACK.C が関数ではなく、2 つの関数 realsumtranspose のラッパーであることを表しています。
関数名 realsumtranspose は生成される userpack.dll ファイル名の一部ではありません。ワークシートでこれら 2 つのカスタム関数を使用するには、PTC Mathcad Prime を閉じて再度開いてから realsum(a,b) または transpose(X) を評価します。