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例: 温度の処理
1. 摂氏度と華氏度、および摂氏度と華氏度の温度変化を評価します。
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PTC Mathcad で温度を表すデフォルトの単位はケルビンです。温度は絶対ゼロを基準にして測定されますが、温度変化は 2 つの温度間の変化を表します。
2. 摂氏度の温度を定義して評価します。
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予想どおり、結果はケルビンで返ります。
3. デフォルトの単位を別の単位に変更します。
ケルビン温度を華氏に変換するには、結果から K を削除し、華氏度で置き換えます。
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結果の単位を修正すると、PTC Mathcad は自動単位チェックを実行して、単位が数学的に正しいことを確認します。
PTC Mathcad がある単位系から別の単位系に温度を変換する場合、温度に変換係数を掛け合わせるという単純な処理では終らず、場合によっては定数をさらに加算または減算する必要があります。たとえば、次の式は摂氏度を華氏度に明示的に変換する方法を示しています。
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4. 現在の温度 24 ℃で、6 ℃の上昇が予測されている場合の新しい室温を計算します。
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変換後の結果からなんらかの間違いがあるとわかります。これは、24 ℃の室温が 6 ℃上がっても、決して 303.15 ℃にはならないからです。
エラーの原因は、上記の式で 24 ℃に 6 ℃を足したことです。実際には、現在の温度に 6 ℃をデルタとして加える必要があります。
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デルタ℃を使用することで、期待どおりの結果が得られます。
5. 温度変化の単位 (Δ) をその他の単位と組み合わせて使用して、1 ワットあたりの温度上昇、電子部品の最大電力定格、周囲温度を定義します。
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6. 電子部品が故障する温度を計算します。
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1 ワットあたりの温度上昇や比熱などのように、各種材料特性や部品仕様は、数量あたりの温度変化、あるいは温度変化あたりの数量として定められています。