例: モーメント不変量
moment_invariant関数を使用して、画像の 7 つの不変空間モーメントを計算します。
不変モーメントは、画像を直線移動、回転、または尺度化したときに変化しない画像の特徴であり、パターン認識問題で非常に役立ちます。
この例の使用方法については、
画像処理の例についてを参照してください。
単純な画像
1. 単純な画像行列を定義してから、
WRITEBMP関数を使用して画像をファイルに保存します。
(image_matrix.bmp)
2. 2 次までのモーメント、つまり画像の重心を計算します。
3. 3 次までの中心モーメントを計算します。
4. 正規化されたモーメントを計算します。
5. 1 つ目のモーメント不変量を計算します。
6. moment_invariant 関数を呼び出して結果を比較します。
幾何変換
(flower.bmp)
| (flower_t.bmp) |
| (flower_r.bmp) |
| (flower_z.bmp) |
3. 画像に moment_invariant を適用し、結果を計算します。
不変モーメントは変化していません。
上記の結果は、元の画像から計算された不変量と理にかなって合致しています。変換時に行われるゼロパディングとピクセル補間によってわずかな誤差が生じています。
4. 変換の値を変えて、モーメント不変量を元の画像のモーメント不変量と比較します。
上記の結果も、元の画像から計算された不変量と理にかなって合致しています。
