例: hhmmss から時間への変換
この例では、
hhmmssを関数および尺度化の単位として使用する方法を示します。
hhmmss 関数の引数 shms は、次の 2 つのフォーマットのどちらかに従う必要があります。
• "hh:mm:ss.sss" という形式の文字列で、hh (時間数)、mm (分数) には整数を指定し、ss.sss には秒数と秒の小数部分を指定。
◦ 3 つの値すべてを指定する必要があります。
◦ hh、mm、ss に対応する値がデータに含まれていない場合はゼロを指定します。
• 1 つから 3 つの正の実数から成るコンマ区切りリスト。
前提条件
「単位系」を「SI」に設定し、「結果のフォーマット」を「(十進表記)」に設定します。
hhmmss の使用
1. "hh:mm:ss.sss" 形式に従った shms を文字列に設定します。
2. 変数 shms を hhmmss 関数に渡して、結果を変数 T に保存します。
返される時間の単位とマグニチュードは、選択された「単位系」によって決まります。
3. 時間の結果を使用して現在の時間の単位 s を削除し、「数式」タブの「単位」グループで「単位」をクリックし、「時間」カテゴリから hhmmss 単位を挿入します。
時間 4836.72 s は元の時間-分-秒の文字列に変換されます。
4. 分数フィールドと秒数フィールドにゼロを設定して、hhmmss 関数を評価します。
5. 時間数フィールドと秒数フィールドにゼロを設定して、hhmmss 関数を評価します。
6. 時間数と分数を指定せずに hhmmss 関数を評価します。
7. hhmmss 関数に渡されると 4836.72 s を返すコンマ区切りリストを見つけます。
a. T を再評価して、結果の単位を hr に変更します。
▪ 結果は、1 時間に時間の小数部分を足したものです。したがって、リストの最初の要素は 1 です。
▪ コンマ区切りリストは 1, xx, x.x のようになります。
b. 上の小数部分を評価し、結果の単位を min に変更します。
▪ 時間の小数部分は、20 分に分の小数部分を足したものです。したがって、リストの 2 番目の要素は 20 です。
▪ コンマ区切りリストは 1, 20, x.x のようになります。
c. 上の小数部分を評価し、結果の単位を s に変更します。
▪ 分の小数部分は、36 秒に秒の小数部分を足したものです。したがって、リストの 3 番目の要素は 36.72 です。
▪ 最終的なコンマ区切りのリストは 1, 20, 36.72 となります。
d. コンマ区切りリストを引数として hhmmss 関数に渡します。
e. 4836.72 s を評価して、結果の単位を hhmmss に変更します。