例: コーシー分布
1. コーシー分布の定義を表示します。
ここで
◦ l は場所パラメータ (平均) です
◦ s 尺度パラメータ (分散の平方根)、s > 0 です
2. 場所パラメータと尺度パラメータのセットを 3 つ定義して、場所パラメータと尺度パラメータが l0 と s0 のときの振幅、つまりカーブの高さを計算します。
3.
dcauchy関数を使用して、場所パラメータの値を変化させ、尺度パラメータの値を固定して、値
x の確率密度を求めます。
場所パラメータの値を変化させると、X 軸に沿ってカーブがシフトします。
4. 場所パラメータを固定し、尺度パラメータの値を変化させて dcauchy 関数をプロットします。
尺度パラメータの値を変えると、カーブの高さが変わります。
5. 場所パラメータと尺度パラメータの値をさまざまに変えて dcauchy 関数をプロットします。
尺度パラメータと場所パラメータの値を変化させるとカーブがシフトし、その高さが変わります。
6. 場所パラメータの値を変化させ、尺度パラメータの値を固定して
pcauchy関数をプロットします。
◦ 場所パラメータの値を変化させると、X 軸に沿ってカーブがシフトします。
◦ pcauchy の y の値はすべて 0 から 1 の間です。
7. 場所パラメータを固定し、尺度パラメータの値を変化させて pcauchy 関数をプロットします。
◦ 尺度パラメータの値を変えると、カーブが平らになりますが、すべてのカーブが y=0.5 で交差します。
◦ pcauchy の y の値はすべて 0 から 1 の間になります。
8. 場所パラメータの値を変化させ、尺度パラメータの値を固定して
qcauchy関数をプロットします。
◦ 場所パラメータの値を変化させると、Y 軸に沿ってカーブがシフトします。
◦ qcauchy の x の値はすべて 0 から 1 の間になります。
9. 場所パラメータと尺度パラメータを固定して
rcauchy関数を計算します。
関数 rcauchy は、コーシー分布に従う m 個の乱数のベクトルを返します。
10. rcauchy 関数により返される乱数をプロットします。
ワークシートを再計算すると、関数 rcauchy により一連の乱数が新しく返り、それに従ってプロットが更新されます。