例: ブレンドとマスク
blend関数と
mask関数を使用して画像の結合とマスクを行います。
この例の使用方法については、
画像処理の例についてを参照してください。
blend
1.
READ_IMAGE関数を使用して 2 つの 256 x 256 のグレースケール画像を読み込みます。
2. blend 関数を 2 つの画像に適用します。これらの画像は同じ大きさでなければなりません。
3.
WRITEBMP関数を使用して、ブレンドされた画像をファイルに書き込みます。
(fruit_lena.bmp)
4. 同じ大きさの 2 つの行列 Q と R を定義し、blend 関数を適用してその結果の値を確認します。
ブレンド行列の作成には次の式が使用されます。
M と N の要素のいずれか一方でも 255 の場合、blend は 255 を返します (元の値が何であっても、ブレンドの結果が 255 を超えることはありません)。M または N がゼロの場合、blend はゼロでないほうの要素をそのまま返します。
mask
mask 関数を使用して画像の一部を黒色で塗りつぶして、残りの部分だけを処理できるようにします。
1. 頭部の画像を読み込んで表示します。
(brain.bmp)
2. マスク画像を読み込みます。
(mask.bmp)
3. 2 つの行列の行と列の数を求めます。
頭部の画像行列はマスク画像行列よりも 1 行多くなっています。
submatrix関数を使用して最初の 256 行を抽出します。
4. 頭部の画像をマスクして脳の部分だけを表示します。
(masked_brain.bmp)