連立方程式の求解
ソルブブロックおよび
find関数を使用して、線形または非線形の連立方程式を満たす点を求めることができます。
連立方程式の求解の詳細については、このビデオをご覧ください。
問題を定義するのに 1 つの制約条件で十分な場合もあります。
連立方程式に複数の解がある場合、推定値を変えて結果への影響を調べることができます。
行列表記を使用してソルブブロックの制約条件を定義できます。
解法
find では、すべての制約条件を満たす解が見つからない場合、計算が中止され、エラーメッセージが返ります。これは、次のいずれかに当てはまる場合に必ず発生します。
• これ以上誤差を小さくできない点に達した場合。
• 反復計算する基準がなくなった場合。
• 計算の精度の限界に達した場合。丸め誤差が原因で、さらに計算を続けても解の精度が上がらなくなります。
次のような場合にエラーが発生することがあります。
• 解がない。
• 推定値が実数であるが実数解がない。複素数の推定値で試してみます。
• 誤差の極小値に達して計算が止まった。別の推定値を使用するか不等式を追加してみます。
• CTOL の値が小さすぎる。ワークシート変数 CTOL をソルブブロック領域の上側で再定義することで、その値を大きくしてみます。
収束しない場合、
find の代わりに
minerrを使用することで近似解を確認できます。