凸包
• cnvxhull(M, fg) - 行列 M の値 fg のピクセルの凸包が格納されている行列を返します。
凸包では、輝度が同じどのピクセル同士が隣接しているのかを調べることによって、画像の形状の性質を明らかにすることができます。凸包は、画像内の穴や凸特徴を検出するのに適しています。
この関数は、M の凸包が格納されている 2 値画像行列を返します。この行列で、前景ピクセルは値 1、背景ピクセルは 0 に設定されています。
引数
• M は画像行列です。
• fg は前景ピクセルの輝度の値です。
追加情報
出力は、凸包の内側が 1、外側が 0 で 2 値化されています。凸包を検出するアルゴリズムは、M 内の一連のピクセルの左上の点として P1 を選択し、P1 を通る水平線として L1 を選択します。次に、一連のピクセルのうちの値 fg に突き当たるまで、P1 を中心に L1 を回転させます。回転後の直線を L2 とし、L2 上の P1 から最も離れた点を P2 として選択します。この処理を Pn = P1 になるまで繰り返します。{P1, P2, ... , Pn-1} の和集合は凸包の頂点です。
使用されているアルゴリズムについては、A. Rosenfeld/A. C. Kak 著『Digital Picture Processing』(1982) の 269 ページを参照してください。