キーワード rectangular を使用して、複素数を標準の直交座標 a + bi で定義します。
PTC Mathcad では、式の中のすべてのシンボリック変数は複素数であると仮定されます。ただし、キーワード rectangular を適用すると、変数は実数として扱われます。この場合、返る解は標準の直交座標 a + bi になります。ここで、a と b は複素数の実数部および虚数部です。たとえば、次の複素共役を評価します。
PTC Mathcad は、a と b が複素数だと仮定するので、a と b に共役を示す上線が付いた解を返します。しかし、キーワード rectangular を追加した場合、PTC Mathcad は a と b が実数だと仮定するので、i の共役を示す上線を除去して次の結果を返します。