例: フィート-インチ-分数から長さへの変換
この例では、FIF を関数および尺度化の単位として使用する方法を示します。
FIF 関数の引数 sFIF は、次の 2 つのフォーマットのどちらかに従う必要があります。
• "n' m-p/q" という形式の文字列で、n、m、p、q は正の整数。文字列の最初の要素 n' はフィート数を表し、2 番目の要素 m-p/q はインチおよびインチの分数を表します。
◦ 文字列には少なくとも n'、m、p/q のいずれかが含まれる必要があります。小数は使用できません。
◦ n と m が指定されており、n にアポストロフィが付いていない場合、エラーが表示されます。
◦ n のみがアポストロフィなしで指定されている場合、これはインチとして認識されます。
• フィート、インチ、インチの分数を表す、1 つから 3 つの正の実数から成るコンマ区切りリスト。
◦ リストには少なくとも 1 つの数値が含まれる必要があります。
◦ すべての数値に小数を使用できます。
前提条件
「単位系」を「SI」に設定し、「結果のフォーマット」を「(十進表記)」に設定します。
FIF の使用
1. "n' m-p/q" 形式に従った sFIF を文字列に設定します。
2. FIF 関数の出力として変数 L を定義します。
返される長さの単位とマグニチュードは、選択された単位系によって決まります。
3. 長さの結果を使用して現在の長さの単位 m を削除し、「数式」タブの「単位」グループで「単位」をクリックし、Length カテゴリから FIF 単位を挿入します。
長さ 2.902 m は元のフィート-インチ-分数の文字列に変換されます。
4. インチの値を指定せずに、FIF 関数を評価します。
アポストロフィなしで 1 つの数値が指定された場合、これはフィート数として認識されます。
5. インチ数またはインチの分数を指定し、フィート数を指定せずに、FIF 関数を評価します。
6. コンマ区切りリストを使用して、インチ数またはインチの小数を指定し、フィート数を指定せずに、FIF 関数を評価します。
この場合、指定フィールドの左側にあるすべての未指定フィールドにゼロを配置する必要があります。
7. FIF 関数に渡されると 1 m を返すコンマ区切りリストを見つけます。
a. 1 m を評価し、結果の単位を ft に変更します。
▪ 1 メートルは、3 フィートにフィートの小数部分を足したものです。したがって、リストの最初の要素は 3 です。
▪ コンマ区切りリストは、3, xx, x.x のようになります。
b. 上の小数部分を評価し、結果の単位を in に変更します。
▪ フィートの小数部分は、3 インチにインチの小数部分を足したものです。したがって、リストの 2 番目の要素も 3 になり、3 番目の要素が小数 0.37008 になります。
▪ 最終的なコンマ区切りのリストは 3, 3, 0.37008 となります。
c. コンマ区切りリストを引数として FIF 関数に渡します。
d. 1 m を評価してから、単位を FIF に変更します。
1 メートルは、3 フィート 3 インチと 47/127 インチに相当します。
