サポートされたいずれかのフォーマットで、3D データを含むファイルを開いたり割り付けを行うと、Arbortext IsoDraw CADprocess は 3D モードになります。3D モードには 2 つの目立つ特徴があり、これによって通常の作業ウィンドウと見分けることができます。1 つ目はドローイング領域における 3 次元の座標系で、2 つ目は各種ツールを含む標準ツールバーです。

下の図は、こうした代表的な 3D モード機能を備えたウィンドウを示しています。

次に示す 3D モードでの作業の説明は、IGES、VRML、Wavefront フォーマット用に構造化された 3D データに関連しています。AutoCAD DWG および DXF フォーマットでは、ファイルはオブジェクトまたはグループではなくサーフェスによって構成されています。

3D データから変換されるドローイングは、すべての 3D 情報を含んだままとなります。この情報を処理するためには、データを 2D イラストレーションに変換する必要があります。3D データの可能性を十分に活用するために、データを変更するための各種ツールおよびメニューコマンドを 3D モードで使用できます。それぞれの編集機能は、ドローイング全体または指定のアセンブリに応用できます。データを編集した後は、CAD データからテクニカルイラストレーションに変換する最終段階として最適化プロセスを行います。これらを 2D イラストレーションに変換する前に、インポートされたファイルと同じ要領で、割り付けられたファイルを 3D モードで編集できます。