作業中に「オブジェクト」ウィンドウでアセンブリを非表示にできるだけではなく、特定のオブジェクトをレイヤーに割り当てることもできます。これにより、ドローイングの部分全体を非表示にできます。さらに、レイヤーを操作するときに使用できるすべての機能を使用することもできます。

次に、レイヤーの設定方法と操作方法の例を紹介します。個々の手順を実行する方法の詳細については、Arbortext IsoDraw User's Reference の「レイヤー」の項を参照してください。

3D CAD ファイルは、サブアセンブリを含む複数の部品で構成することができます。各アセンブリには名前があり、各アセンブリは 1 つのレイヤーに割り当てられます。次の手順に従ってレイヤーを設定します。

「オブジェクト｣ウィンドウでアセンブリを 1 つずつ選択します。レイヤーウィンドウで新規レイヤーを作成し、選択したアセンブリと同じ名前を付けます。レイヤーのスクリーンカラーを指定し、選択したアセンブリをレイヤーに割り当てます。すべてのアセンブリをレイヤーに割り当てたら、アセンブリはレイヤー名で識別できるようになり、またスクリーンカラーによって簡単に区別できるようになります。

ドローイング内の作業対象の部分を有効にするには、「表示/非表示を切り替え/すべてのレイヤー」および「ロックを切り替え/すべてのレイヤー」というレイヤー機能を使用します。

アセンブリをレイヤーに割り当てた場合、レイヤーをほかのファイルに書き出すこともできます。このオプションは、たとえば、機械全体の CAD ドローイングが 1 つしかない場合に、アセンブリ別に分類されたスペアパーツカタログを作成するときに便利です。

ドローイングを複数の異なるレイヤーに分割するには、次の手順に従います。