3D 透過ツール
3D 透過ツールを使って、選択されたオブジェクトまたはサーフェスの任意の領域を透明にできます。これらのツールを使用して、領域の背後にあるほかの領域 (オブジェクトまたはサーフェス) も表示することができます。たとえば、このツールを使ってカバー下のパーツまたは機能的に重要なパーツを表示できます。
「3D 透過長方形」 と
「3D 透過フリーシェープ」 の 2 つの透過ツールを使用できます。
透明にするオブジェクトまたはサーフェスを選択します。「3D 透過」ツールを有効にした後は、Ctrl キーを押すことにより、一時的に矢印
カーソルに切り替えることができます。
特定のオブジェクトを事前に選択しなかった場合はすべてのオブジェクトがカットの対象になります。透過ツールで選択したドローイング領域すべてが透明になります。基本的に、この処理によってドローイングの選択領域のワイヤフレームが生成されます。
3D 透過長方形ツール
「3D 透過長方形」 ツールではマウスをドラッグして長方形を描きます。その長方形内にあるすべてのオブジェクトまたはサーフェスの選択された領域が、透明になります。長方形内が透明になります。対角線方向にマウスをドラッグして長方形を描き、マウスボタンを放すと、その領域内で選択されたオブジェクトまたはサーフェスの背後にあるエレメントすべてがすぐに表示されます。
3D 透過フリーシェープツール
「3D 透過フリーシェープ」 ツールを選択すると、カーソルがラッソーになります。基本的に、ラッソー機能は選択長方形とほぼ同じです。ただしラッソーの場合は、オブジェクトまたはサーフェスを透明にする境界範囲を自由に定義できます。ラッソーは、切り離されたセクションを示す場合にとりわけ便利です。マウスボタンを放すと、切り離された領域内で選択したオブジェクトまたはサーフェスの背後にあるすべてのエレメントがすぐに表示されます。
次の左側の図は、2D イラストレーションへの投影後に「3D 透過フリーシェープ」ツールを使用しない例、右側の図は使用した例です。右側の図で見ることができるように、透過エレメントの輪郭線は常にシェード処理されています。
透明処理を実行した後にその結果を取り消す場合は、 > の順に選択します。
オブジェクトまたは領域が元の形で表示されます。