ビューポートを編集するには、ウィンドウ右上隅にある矢印をクリックして、ポップアップメニューからコマンドを選択します。「新規ビューポート」または「ビューポート編集」を選択すると、ダイアログボックスが開きます。「新規ビューポート」と「ビューポート編集」のダイアログボックスは、同じように構成されています。ただし、「新規ビューポート」ウィンドウには名前を入力するボックスがありますが、「ビューポート編集」ウィンドウには現在のビューポートの名前がすでに入力されています。

「ビューポート編集」のダイアログボックスは、「ビューポート」ウィンドウで名前をダブルクリックしても開きます。

まず目的のファイルを開きます。ウィンドウ内に表示されているイラストレーションを必要に応じて拡大または移動します。ビューポートとして記録するための表示位置を決定したら、「新規ビューポート」コマンドを選択します。

次のダイアログボックスが表示されます。

このダイアログは、現在アクティブなファイルの数値を表示します。適切な値が表示されていれば、ビューポートをそのまま生成できます。「名前」ボックスにビューポートの名前を入力する場合、ほかの名前と重複しないように注意してください。最後に「OK」ボタンをクリックして、ビューポートを作成します。「キャンセル」をクリックすると、内容を変更せずにダイアログボックスが閉じます。

ほかの数値を変更して、ビューポートをさらに正確に設定することができます。

これらの値は、イラストレーション上のビューポートを定義します。ドローイングシートの原点と「ビューポート」ウィンドウのコーナーとの距離が測定されます。「左」、「右」、「上」、「下」が示す場所については、次の図を参照してください。

ビューポートには、現在あるレイヤーの名前および現在の設定 (表示／非表示) などが保存されています。ビューポートを後から選択すると、該当するレイヤーは保存された状態にリセットされます。ビューポートを作成した後に追加されたレイヤーは、ビューポートによって変更されません。「レイヤー」のボックスはファイル中のレイヤーを一覧表示して、ビューポートはそれらのレイヤーをチェックします。

特定のレイヤーにこのビューポートを適用しない場合は、それをリストから選択して「削除」をクリックします。そのレイヤーがリストから消えて、ビューポートから削除されます。ただし、そのレイヤーはファイルからは削除されません。

誤ったレイヤーを削除した場合は、「更新」をクリックすると完全なリストを復元できます。

ビューポートを編集するには、「ビューポート編集」コマンドを選択します。次のダイアログボックスが開きます。

このウィンドウは、現行ビューポートの属性を表示します。このウィンドウでは、ビューポートの大きさを表す値、およびレイヤーの選択を変更できます。「OK」をクリックすると、変更が有効になります。「キャンセル」をクリックすると、ビューポートリストは変更されずにダイアログボックスが閉じます。

「左」、「右」、「上」、「下」の入力フィールドには、任意の値を入力してビューポートの位置を変更できます。イラストレーションの表示部分をより限定する (ズームインする) 場合は、「左」および「上」の値が大きくなり、「右」および「下」の値が小さくなります (新規ビューポートの図を参照)。イラストレーションの表示部分を広げる場合は、「左」および「上」の値を小さくして、「右」および「下」の値を大きくします。

リストは、ビューポートの設定が適用されるレイヤーを示します。すでにレイヤーを追加またはレイヤー属性を変更している場合もあるので、このリストはファイルにあるレイヤーのリストまたはそれらの設定と必ずしも一致しません。

特定のレイヤーにこのビューポートを適用しない場合は、それをリストから選択して「削除」をクリックします。そのレイヤーがリストから消えて、ビューポートから削除されます。ただし、そのレイヤーはファイルからは削除されません。

レイヤーのリストを更新する場合は、「更新」ボタンをクリックします。すべてのレイヤーおよびその現在の設定がファイルから読み込まれます。