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「ターゲット定義」タブ
「ターゲット定義」タブでは、判定基準のターゲット値を指定できます。ターゲット値は、判定基準の達成目標となる値です。判定基準の実際の値とそのターゲット値の比較によって、フィルタされた日付範囲における設備のパフォーマンスが決まります。
「ターゲット定義」タブには、判定基準ページから判定基準を表示することでアクセスできます。
設備ごとに、「名前」「タイプ」「ターゲット」の各列が表示されます。
ターゲット定義と平均のロールアップの動作
ロールアップの動作が平均である判定基準の場合、子に対してターゲット値が明示的に設定されていないかぎり、子はその親設備のターゲット値を自動的に継承します。ある設備のターゲット値がオーバーライドされると、その子はオーバーライドされた値を継承します。「オーバーライド」列にチェックマークが付いている場合、ターゲット値がオーバーライドされたことを示しています。設備階層の各レベルの判定基準に、それぞれ異なるターゲット値を指定できます。
ロールアップの動作が平均である判定基準の「ターゲット定義」タブ。「オーバーライド」列が表示されている。
設備階層の第 1 レベルには値を継承できる親がないため、オーバーライド機能はエンタープライズレベルでは適用されません。
継承した値に戻すには、設備を選択して「オーバーライドをキャンセル」をクリックします。選択した設備とその子のオーバーライドされた値が、該当する列で継承した値に置き換えられ、「オーバーライド」列からチェックマークが除去されます。
ターゲット定義と総計のロールアップの動作
ロールアップの動作が総計である判定基準は、ターゲット値を継承しません。ターゲット値は、期間とともに、設備ごとに指定する必要があります。選択した期間 (「毎日」または「毎週」) が、ターゲット定義テーブルの「期間」列に表示されます。ここで指定した期間は、スコアカード判定基準テーブルの判定基準に表示される正規化されたターゲット値を計算するために使用されます。
ロールアップの動作が総計である判定基準の「ターゲット定義」タブ。「期間」列が表示されている。
ターゲット値の設定
ターゲット値を設定するには、次の手順を実行します。
1. 設備を選択し、「ターゲットを設定」をクリックします。「ターゲット値を設定」ウィンドウが開きます。
2. 「ターゲット値」フィールドに値を入力します。値は最大 13 桁で、小数点以下 1 桁まで含めることができます。
3. ロールアップ動作が総計の判定基準の場合、期間を「毎日」または「毎週」に指定します。選択した期間がターゲット定義テーブルの「期間」列に表示されます。ここで指定した期間を使用して、スコアカード判定基準テーブル「ターゲット」列に表示される正規化された値とトレンド図の日次ターゲットが計算されます。
4. 「保存」をクリックしてターゲット値を設定し、「ターゲット定義」タブに戻ります。ターゲット定義テーブルとスコアカード判定基準テーブル「ターゲット」列に、新しいターゲット値が表示されます。
「キャンセル」をクリックすると、指定した値を破棄できます。
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