判定基準の相関
判定基準は、正、逆、中立の 3 種類の相関で示されます。判定基準が正相関を持つ場合、値が高いほど良いとされます。判定基準が逆相関を持つ場合、値が低いほど良いとされます。判定基準が中立相関を持つ場合、値の高低によって良否は決まりません。相関は、判定基準のステータスとトレンドを測定および分析するために使用します。各判定基準の相関は、次のように定義されます。
判定基準
相関
生産 OEE
使用可能な OEE 合計
損失時間の合計
平均スループット
生産数
スクラップ率
完了したジョブ
スケジュールされたジョブ
計画生産時間
中立
超過作業時間
生産時間合計
中立
有効時間合計
ステータスと判定基準の相関
スコアカードツールでは、以下のイメージに示すように、判定基準のステータス列に、判定基準のステータス (「良」「低」、または「中立」) が表示されます。このステータス値は、判定基準に指定されているステータスしきい値によって決まります。
ステータスの判定基準の相関。
正相関を持つ判定基準の場合、「OK」「良」の間のステータスしきい値は、「低」「OK」の間のステータスしきい値よりも大きくなければなりません。判定基準の実際の値と、それに対応するステータスの色を以下に示します。
この値が「低」「OK」の間のしきい値よりも小さい場合、ステータスは赤色 (判定基準のステータスが低いことを示す赤色のアイコン。) になります。
この値が「低」「OK」の間のしきい値以上の場合、および「OK」「良」の間のしきい値よりも小さい場合、ステータスは黄色 (判定基準のステータスが OK であることを示す黄色のアイコン。) になります。
この値が「OK」「良」の間のしきい値以上の場合、ステータスは緑色 (判定基準のステータスが良いことを示す緑色のアイコン。) になります。
逆相関を持つ判定基準の場合、「低」「OK」の間のステータスしきい値は、「OK」「良」の間のステータスしきい値よりも大きくなければなりません。判定基準の実際の値と、それに対応するステータスの色を以下に示します。
この値が、「低」「OK」の間のしきい値以下の場合、ステータスは赤色 (判定基準のステータスが低いことを示す赤色のアイコン。) になります。
この値が、「低」「OK」の間のしきい値よりも大きい場合、および「OK」「良」の間のしきい値以下の場合、ステータスは黄色 (判定基準のステータスが OK であることを示す黄色のアイコン。) になります。
この値が、「OK」「良」の間のしきい値よりも大きい場合、ステータスは緑色 (判定基準のステータスが良いことを示す緑色のアイコン。) になります。
中立相関を持つ判定基準の場合、ステータスしきい値はありません。すべての値のステータスは「中立」であり、灰色 (判定基準のステータスが中立であることを示す灰色のアイコン。) になります。
% 変更のトレンドと判定基準の相関
以下のイメージに示すように、「% 変更」列内の矢印の色は、判定基準の相関によって決まります。% 変更の計算の詳細については、% 変更についてを参照してください。
トレンドの判定基準の相関。
正相関を持つ判定基準の場合:
緑色の上向きアイコン は、% 変更が増加したことを示します。これは正のトレンドです。
赤色の下向きアイコン は、% 変更が減少したことを示します。これは逆のトレンドです。
逆相関を持つ判定基準の場合:
赤色の上向きアイコン は、% 変更が増加したことを示します。これは逆のトレンドです。
緑色の下向きアイコン は、% 変更が減少したことを示します。これは正のトレンドです。
中立相関がある判定基準の場合:
灰色の上向きアイコン は、% 変更が増加したか変化していないことを示します。
灰色の下向きアイコン は、% 変更が減少したことを示します。
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