アノテーションへのアクセス
アノテーションの構造体は ProModelitem 構造体とほぼ同じであり、次のように定義されています。
typedef struct pro_model_item
{
ProType type;
int id;
ProMdl owner;
}ProAnnotation
各種アノテーションの type の値は次のとおりです。
• PRO_NOTE - 注記を指定します。注記固有の関数ではオブジェクトタイプ ProNote を使用します。
• PRO_SYMBOL_INSTANCE - シンボルインスタンスを指定します。シンボル固有の関数ではオブジェクト ProDtlsyminst を使用します。
• PRO_GTOL - 幾何公差を指定します。幾何公差固有の関数ではオブジェクト ProGtol を使用します。
• PRO_SURF_FIN - 表面仕上げを指定します。表面仕上げ固有の関数ではオブジェクト ProSurfFinish を使用します。
• PRO_REF_DIMENSION - 参照寸法を指定します。
• PRO_DIMENSION - 駆動寸法または被駆動寸法を指定します。参照寸法、駆動寸法、および被駆動寸法の関数ではオブジェクトタイプ ProDimension を使用できます。
• PRO_SET_DATUM_TAG - セットデータムタグアノテーションを指定します。セットデータムタグ固有の関数ではオブジェクトタイプ ProSetdatumtag を使用します。
• PRO_CUSTOM_ANNOTATION - カスタムなアノテーションタイプを指定します。現在のところ、製造テンプレートのアノテーションにのみ使用されます。
次の関数について説明します。
関数
ProAnnotationElementGet() は、アノテーションを含むアノテーション要素を返します。
関数
ProAnnotationByViewShow() は、指定したタイプのアノテーションを、選択したビューに表示します。
関数
ProAnnotationByFeatureShow() は、選択したフィーチャーの指定したタイプのアノテーションを表示します。
関数
ProAnnotationByComponentShow() は、選択した構成部品の指定したタイプのアノテーションを表示します。
2.0 M060 以降では、選択したフィーチャーと構成部品のアノテーションを表示するビューを指定できます。関数
ProAnnotationByFeatureShow() と
ProAnnotationByComponentShow() では、アノテーションを表示するビューを指定します。入力引数
view を
NULL として渡した場合、アノテーションはすべてのビューに表示されます。
• PRO_DIMENSION
• PRO_REF_DIMENSION
• PRO_NOTE
• PRO_GTOL
• PRO_SURF_FIN
• PRO_AXIS
• PRO_SET_DATUM_TAG
• PRO_SYMBOL_INSTANCE
• PRO_DATUM_TARGET
図面に表示されるアノテーションが別のアノテーションに依存している場合は、 アプリケーションで親アノテーションを最初に表示する必要があります。親アノテーションを表示した後にのみ、そのアノテーションの依存アノテーションをアプリケーションで表示できます。たとえば、幾何公差が寸法に配置されている場合、アプリケーションは関数
ProAnnotationByViewShow() を
PRO_DIMENSION タイプで呼び出す必要があります。これにより、寸法が表示されます。幾何公差を表示するには、関数
ProAnnotationByViewShow() を
PRO_GTOL タイプで呼び出します。関数
ProAnnotationByFeatureShow() および
ProAnnotationByComponentShow() も、同じ論理で動作します。
関数
ProCombstateAnnotationErase() は、指定した組み合わせステートの表示からアノテーションを除去します。
関数
ProDrawingAnnotationErase() は、指定した図面の表示からアノテーションを除去します。アノテーションは、指定した図面に表示されません。
関数
ProAnnotationShow() は、現在の組み合わせステートでアノテーションを表示します。アノテーションはその組み合わせステートから明示的に消去されるまで表示された状態になります。この関数は、指定したアノテーションが現在の組み合わせステートに追加されていない場合、そのアノテーションの追加も行います。指定したアノテーションが消去されている場合、この関数は消去されたアノテーションの表示ステータスを変更して、つまりアノテーションの消去を中止して、組み合わせステートに表示されるようにします。
この関数は、 の
Show および
Erase コマンドと同様に、図面ビューにアノテーションを表示することもできます。関数
ProDimensionShow() と
ProNoteDisplay() がこの関数に置き換わりました。
関数
ProAnnotationIsShown() は、現在の組み合わせステートまたは図面でのアノテーションの表示ステータスを返します。
関数
ProAnnotationIsInactive() は、アノテーションを表示可能かどうかを示します。アノテーションが指すすべての仮参照が喪失または消費されると、そのアノテーションは非アクティブになります。
関数
ProAnnotatonDisplay() はアノテーションを一時的に表示し、関数
ProAnnotationUndisplay() は指定した組み合わせステートまたは図面の表示から除去します。関数
ProAnnotatonDisplay() と関数
ProAnnotationUndisplay() を組み合わせて使用する必要があります。表示されているアノテーションを編集するには、まず関数
ProAnnotationUndisplay() を使用してそのアノテーションを表示から一時的に除去し、関数呼び出しを編集してから、最後に関数
ProAnnotationDisplay() を使用してアノテーションを再表示する必要があります。これにより、更新されたアノテーションがユーザーに正しく表示されます。
関数
ProAnnotationUpdate() は、アノテーションの表示を更新しますが、アノテーションを実際に表示しません。アノテーションが (レイヤーステータスによって非表示になっているかジオメトリがアクティブでないために) 現在表示されていない場合、
PRODISPMODE_NUMERIC モードでアノテーションから抽出されたテキストには、ユーザーに表示されているテキストではなく、コールアウトシンボルが含まれていることがあります。
ProAnnotationUpdate() は、これらのコールアウトの値を相互参照するためにアノテーションの内容を更新するよう に通知します。この関数は、
ProNote タイプの 3D モデル注記および
ProDtlnote タイプの詳細注記をサポートしています。
寸法、パラメータ、または幾何公差 (gtol) などを単一フィーチャーに表示する場合には、関数
ProFeatureParamsDisplay() を使用します。