Creo Schematics アプリケーションの起動の設定
Creo Schematics の起動を設定すると、schematics.exe という名前の実行ファイルと 1 つまたは複数のコンフィギュレーションファイル (.psf) が起動コンフィギュレーションごとに作成されます。コンフィギュレーションファイルには、ユーザー定義の環境変数を指定して設定できる領域が含まれます。このユーザー定義の情報は、Creo Schematics の再構成時と更新インストール時に保持されます。コンフィギュレーションファイルは、Creo Schematics のインストールが完了すると作成されます。
コンフィギュレーションファイルは、<creo_loadpoint>\schematics\bin ディレクトリに作成されます。
<creo_loadpoint>\schematics\bin\schematics.exe を実行すると、使用可能な起動コンフィギュレーションのリストが表示されます。
スタートアップコマンドは、起動実行ファイルとコンフィギュレーションファイルを組み合わせたものです。例:
schematics.exe <filename>.psf
ここで、<filename> はコンフィギュレーションファイルの名前になります。
コンフィギュレーションファイルの例を次に示します。テキスト部分は、Creo Schematics の起動時に使用されるデフォルトの情報です。// USER - PSF セクションに続く太字のテキストは、Creo Schematics を起動するためのユーザー定義の情報です。
* 
このサンプルコンフィギュレーションファイルでは、最後の行だけを変更してください。
// PTC - PSF file: schematics
//
PRODUCT=Creo Schematics
DESC=Creo Schematics (default)
//
ENV=BROWSER=iexplore
ENV=PDM_LDB_PATH:=!PDM_LDB_PATH:%HOMEDRIVE%%HOMEPATH%
ENV=PATH+=%PRO_DIRECTORY%\%PRO_MACHINE_TYPE%\deflib
ENV=PATH-=%PRO_DIRECTORY%\%PRO_MACHINE_TYPE%\lib
ENV=PTC_D_LICENSE_FILE-=7788@static
ENV=CREOSCHEM_FEATURE_NAME=CREOSCHEM_INHOUSE CREOSCHEM_BASIC ()
RUN="%PRO_DIRECTORY%\%PRO_MACHINE_TYPE%\creoschematics\bin\uiengine.exe"
// USER - PSF
// Add User specific environment or run applications below here
ENV=PRO_LANG=german
コンフィギュレーションファイルの // USER - PSF セクションでは、環境変数の値を設定することも、サードパーティ製アプリケーションの起動を指定することもできます。
コンフィギュレーションファイルを作成せずに Creo Schematics を実行すると、Creo Schematics を起動できないというエラーメッセージが表示されます。そのような場合は、<creo_loadpoint>\schematics\bin\<app_name> フォルダの ptcsetup を実行して、その Creo アプリケーションの PTC スタートアップファイル (PSF) を作成してください。その後、対応する PSF ファイルを使用して、その Creo アプリケーションを実行できます。
コンフィギュレーションファイルを 1 つだけ作成した場合、Creo アプリケーションではこのファイルがデフォルトで使用されます。