lmutil lmborrow ユーティリティの使用
借用ライセンスの早期返却には、lmutil FLEXnet ユーティリティで lmborrow サブ機能を使用できます。lmutil ユーティリティは C:\Program Files\PTC\Creo <version number>\Common Files\x86e_win64\obj にあります。
lmutil lmborrow ユーティリティを実行する前に、コマンドシェルで次のコマンドを実行して、借用ライセンスのステータスを確認できます。
lmutil lmborrow -status
コマンドの出力を読み取って、lmutil lmborrow ユーティリティのオプションの引数を決定します。次の表を参照してください。lmutil lmborrow ユーティリティを使用するには、コマンドシェルを開いてプロンプトで次のコマンドを入力します。
lmutil lmborrow -return [-fqdn][-c license_file_list] [-d display] feature
オプションの引数は、前のコマンド構文内で括弧に囲まれています。引数の説明を以下に示します。
引数
説明
-fqdn
ライセンス借用に使用されたドメイン名を、単なるドメイン名ではなく完全修飾ドメイン名で指定します。lmutil lmstat コマンドを使用して、ライセンスが借用されたときに使用したホスト名のフォーマットを決定します。
-c license_file_list
ライセンスが借用されたライセンスサーバーを指定します。ほとんどの場合、サーバーには port@hostname 値を指定することで十分です。
* 
LM_LICENSE_FILE 変数を設定することによって、この引数の使用を避けることができます。変数を LM_LICENSE_FILE=port@hostname として設定し、ライセンスの借用に使用したサーバーに指定します。
-d display
システム名を表示します。表示システム名が借用の開始に使用されたシステムと異なる場合にのみ必要です。
feature
早期返却される借用ライセンスフィーチャーの名前を指定します。借用ライセンスフィーチャーのリストを表示するには、lmborrow -status コマンドを使用します。