カタログアイテムについて
カタログアイテムは、設計内で、ほかのアイテムまたはオブジェクトのインスタンスを作成するために使用されます。これらのアイテムには、名前、説明、定格電流などのパラメータが含まれます。これらは、加工品のパラメータと接続性を含む論理データを表します。このデータは Cabling または Piping にエクスポートされます。
カタログに加工品を設定すると、「カタログエクスプローラ」(Catalog Explorer) を通して加工品にアクセスしたり、加工品を管理したりできます。加工品を使用して形状やグラフィック表現を作成し、それらをインスタンスとしてダイヤグラムに配置できます。各加工品は、ダイヤグラムタイプに応じて、1 つまたは複数の形状で表すことができます。
カタログに含まれる加工品には、以下の種類があります。
ブロック - 複数のポートを含めることができるオブジェクト。ブロックにより、電気構成部品か流体構成部品、ロケーション、関数、サブシステムなどを表すことができます。
ポート - ゼロ個以上のポートに接続可能なターミナルまたはピン。各ポートは、親 (ブロック、グループ、またはファイバー) を持つ必要があります。ポートには、以下のものがあります。
固定 - 親がスケールされてもサイズが変わりません。
スケーラブル - 親がスケールされるとスケールされます。
グループ - 複数の構成部品またはメンバー (ブロック、ポート、グループ、またはファイバー)。グループには、以下の 2 種類があります。
固定 - すべての必須構成部品から構成され、そのままインスタンスとして使用されます。
可変 - 使用可能なすべての構成部品から構成されます。シートにインスタンスを配置する場合、各メンバーの 1 つ以上のインスタンスを使用するように指定します。
ファイバー - ワイヤ、シグナルネットワーク、パイプラインなど、ルーティング可能なオブジェクト。ファイバーは電力や信号、流体の流れ、情報の流れなどを表現できます。ファイバーは、1 つの連続エンティティとして存在するか、または 2 つのポートにより接続されるセグメントで構成できます。また、ファイバーを一まとめとしてグループ化すると、ケーブルを作成できます。