システム要件
このセクションでは、ハードウェア、オペレーティングシステム、グラフィックカード、およびソフトウェアの必要条件について説明します。
ハードウェアおよびオペレーティングシステムの要件
サイズや複雑度が広い範囲にわたるファイルを表示するので、ファイルのタイプやサイズに応じてハードウェア要件の一部が異なる場合があります。製造メーカーによって 4 年間更新されていないハードウェアドライバーは Creo View の要件を満たしていない可能性があります (詳細については CS254885 を参照してください)。
サイズが小さいファイル、および平均サイズのファイルには最小要件で十分です。パフォーマンスを最適化するには、次の推奨仕様を満たしてください。
アイテム
最小要件
推奨仕様
ランダムアクセスメモリ (RAM)
2 GB
3 GB から 8 GB
中央処理ユニット (CPU) またはコア
シングルコア、1 GHz、x86
Intel 互換
デュアルコア以上、2 GHz、x86
64 ビット
Intel 互換
ディスク容量
64 ビットプラットフォームの場合、1.2 GB
インストール用 2 GB
データに必要な追加ディスク容量
オペレーティングシステム
Windows 10
Red Hat Enterprise Linux 7 AMD64
Windows 10 64 ビット版
Red Hat Enterprise Linux 7 または 8 AMD64
Creo View を含むすべての PTC 製品のハードウェア、グラフィックドライバ、およびオペレーティングシステムの要件については、プラットフォームサポートページを参照してください。
グラフィック要件
OpenGL ライブラリのバージョン 1.1 以降がマシンにインストール済みでなければなりません。グラフィックハードウェアのドライバが最新であることを確認します。メーカーの Web サイトから最新ドライバをダウンロードできます。グラフィック要件はデータセットのサイズと複雑度により異なります。大規模な、または複雑な CAD ファイルを表示および操作する予定がある場合は、プラットフォームサポートに掲載されている PTC のサポートするハードウェアのリストで適切なグラフィックカードのリストを確認してください。
グラフィックカードに特別なコンフィギュレーションを適用することはお勧めしません。
プラットフォーム固有の要件
Creo View は Windows と Linux x64 をサポートしています。Windows で Creo View のインストールを実行するには、管理者特権が必要です。すべての Red Hat Enterprise Linux リリースの必要条件は次のとおりです。
マシンに OpenMotif ランタイムライブラリ ("openmotif" パッケージ) がお使いのオペレーティングシステムのパッケージマネージャを使用してインストールされていること。たとえば、yum のようになります。
また、グラフィックカードベンダーからの最新の専用グラフィックドライバが入手済みであること。オペレーティングシステムのグラフィックドライバでは不十分です。
Red Hat Enterprise Linux の場合は、次の必要条件も満たす必要があります。
75 dpi および 100 dpi フォント ("xorg-x11-fonts-75dpi" パッケージおよび "xorg-x11-fonts-ISO8859-1-75dpi" パッケージ)
2.96-Redhat 互換標準 C++ ライブラリ ("compat-libstdc++-296" パッケージ、"libstdc++" パッケージ、および "libstdc++.i686" パッケージ)
ソフトウェア要件とヘルパーアプリケーション
Windows へのインストールでは、ソフトウェア要件はすべて、次の場所のいずれかからインストールする際に自動的に満たされます。
ソフトウェアパッケージ
Windchill「ソフトウェアのダウンロード」(Software Downloads) ページ
CreoView_64.exe 実行ファイル
アプリケーションを管理者として MSI ファイルから直接インストールする場合、ソフトウェアの必要条件は自動的には満たされません。詳細については、Creo View の展開とインストールのカスタマイズを参照してください。
Creo View をインストールして実行するには Microsoft C++ Runtime が必要です。必要な C++ Runtime は Creo View に付属しており、必要に応じて自動的にインストールされます。C++ Runtime がすでにインストール済みの場合、そのインストールは修正されません。
ネイティブ PDF の表示には Microsoft Edge WebView2 Runtime が必要です。必要なランタイムは Creo View に付属しており、必要に応じて自動的にインストールされます。Microsoft Edge WebView2 Runtime がすでにインストールされている場合、インストールは修正されません。
Creo View には次のヘルパーアプリケーションが同梱されており、自動的にインストールされます。
Creo View ファイルツール - Creo View データの送信や最適化に使用されます。
Creo View ECAD Adapters - サポートされた ECAD ファイルフォーマットをそのままの形で表示するために必要です。Creo View ECAD Adapters は、ソフトウェアパッケージのインストーラを使用した場合にのみ、自動的にインストールされます。詳細については、Creo View のインストーラを参照してください。
pview_batch.exe ツール - スクリプト作成やトラブルシューティングに便利です。
ブラウザサポート要件
Web からのインストールを実行している場合は、Web ブラウザに特殊なオプションを設定する必要があります。詳細については、「Web からのインストールの実行」を参照してください。
Adobe のバージョン検証
デフォルトでは、ネイティブビューアを使用して PDF ドキュメントが開きます。
ネイティブビューアの代わりに Adobe Acrobat を使用して PDF ドキュメントを開こうとしても開かない場合は、次の手順を実行します。
1. サポートされているバージョンの Adobe Acrobat または Reader がインストールされていることを確認します。Adobe Acrobat と Adobe Reader の両方がインストールされている場合、どちらもサポートされているバージョンであることを確認します。詳細なバージョン情報については、最新の Creo View Clients and Toolkits Software Matrix を参照してください。
2. サポートされているバージョンの Adobe Acrobat または Adobe Reader がすでにインストールされている場合、Windows レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE キーで、Adobe Acrobat または Adobe Reader の InstallPath 値を調べ、有効なインストールディレクトリを指していることを確認します。
3. Windows レジストリが正しい場合、Adobe Acrobat または Adobe Reader (両方がインストールされている場合は両方) をアンインストールしてから再インストールし、次に Creo View をアンインストールしてから再インストールします。
詳細については、テクニカルサポートのアーティクル CS235004 を参照してください。
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