サーバー制御のサムネイル生成の設定とトラブルシューティング
デフォルトのサムネイルジェネレータ設定はサーバー制御です。この設定は次のように使用します。
1. ソースデータはサーバーにより Creo View ビューデータファイルに変換されます。
2. サーバーが、Creo View アダプタのインストールにバンドルされているサムネイルジェネレータ (pvsthumb) を呼び出します。
3. サムネイルジェネレータにより、3D および 2D のサムネイルイメージが生成されます。
4. イメージがサーバーによりアップロードされ、Windchill の製品表現オブジェクトにパブリッシングされます。
ログおよび詳細度
サーバー制御のサムネイル生成をトラブルシューティングし、多くのログを記録するために、詳細なサムネイル生成メッセージを生成します。詳細なメッセージを生成するには、サーバー起動スクリプトに環境変数 PVIEW_PVSTHUMB を設定します。次の例を参照してください。
set PVIEW_PVSTHUMB=-vn pvsthumb -vt -vmdvcon ff -vm fffff -vp f
ここで
-vn pvsthumb - 起動フォルダに連番の pvsthumb_#.log を作成します。
-vt - ログに日付とタイムスタンプを含めます。
-vmdvcon ff -vm fffff -vp f - 詳細度を提示された最適値に設定します。詳細については、PTC テクニカルサポートにご相談ください。
Creo View MCAD アダプタコマンドライン、または対話型パブリッシングモードを使用して、サーバー制御のサムネイル生成をテストすることもできます。これは、このプロセスが自動化されている Windchill サーバー (Worker Agent) を使用しないということです。Recipe Editor のこれらのモードでサムネイル生成を有効にするには、次の操作を実行します。
1. 「Basic」タブをクリックします。
2. 「Output Options」で「Output Thumbnail」をクリックします。
サムネイルアダプタ設定の作成
次のようにサムネイル生成設定を作成して、事前に変換されたビューデータからサムネイルを作成できます。
1. pvsthumb_config.exe をダブルクリックします。
2. 「Create pvsthumbworker」をオフにします。
3. 「Setup」をクリックして、その他の Creo View アダプタと同様に、サムネイル生成アダプタのセットアップフォルダを作成します。
4. pvsthumbbatch コマンドの詳細度のレベルを上げるには、次のいずれかを実行します。
a. 作成した pvsthumb_setup フォルダの debug_options.txt ファイルをテキストエディタで開いて、最適な詳細度設定 -vmdvcon ff -vm fffff -vp f を入力します。
b. これらを「pvsthumbbatch」コマンドラインに次のように入力します。
pvsthumbworker -vn pvsthumb -vt -vmdvcon ff -vm fffff -vp f <ProductView_Structure_Filename>
サムネイルジェネレータ (pvsthumb) 設定の調整
サムネイル生成の設定を調整するには、次の手順で pvsthumb.rcp を修正します。
1. 次のいずれかを実行します。
◦ サムネイルアダプタの設定で作成した pvsthumb.rcp をダブルクリックします。
◦ Creo View アダプタの bin サブフォルダにある recpedit.exe をダブルクリックします。ダイアログボックスが開きます。「サムネイルジェネレータ」(Thumbnail Generator) を選択します。
2. Recipe Editor で、 > または、 > の順にクリックします。
3. 「Miscellaneous」タブで必要に応じて修正を行います。
4. 「Save」または「Save As」をクリックして、ファイルに名前を付けて適切なディレクトリに保存します。
別の Creo View アダプタのサーバー制御のサムネイル生成に新しいサムネイルジェネレータレシピファイルを使用するには、Recipe Editor を使用して、関連するレシピファイルを修正します。
1. > の順にクリックして、「System」タブを開きます。
「Thumbnail Recipe」ボックスに新しいレシピファイルのパスを入力します。