Windows での ug2pv_config の使用
Creo View Adapter for NX の設定は、ug2pv_config ツールを使用して行います。
1. Windows エクスプローラを使用して、Creo View Adapter for NX をインストールした <installation_directory>\bin directory をブラウズします。ug2pv_config をダブルクリックします。「NX Adapter Configuration」ダイアログボックスが開きます。
2. 以前の設定がある場合は、「Existing Configuration」グループを使用してその設定を Creo View Adapter for NX の最新バージョンに簡単かつ完全に反映させることができます。このグループの「Setup Directory」フィールドで、以前の設定 (v6.0 以降) のロケーションを指定できます。
既存のセットアップディレクトリをブラウズすると、ug2pv_config によって必須フィールドに自動的に値が挿入されます。以前のバージョンを最新バージョンに自動的にアップデートするには、「Setup」をクリックします。
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既存のバージョンを上書きする前に新しい設定をテストする場合は、「Parameters」グループで「Setup Directory」の場所を変更します。これにより新しい設定は別のロケーションに保存されるので、既存のバージョンは上書きされずに保持されます。新しい設定を使用しないことを選択した場合は、バックアップの役割をする既存のセットアップディレクトリに戻ることができます。別の場所で新しいバージョンが正常に機能していることが確認できたら、古いバージョンを上書きできます。
3. 「NX Adapter Configuration」ダイアログボックスの「Parameters」グループ設定を使用し、アダプタの設定を指定します。これにより、パブリッシングを実行する NX のセットアップディレクトリと起動方法を指定できます。「Parameters」グループには以下のフィールドが含まれます。
a. 「Client/Server Version」
「Client/Server Version」ドロップダウンリストで、クライアント/サーバーのバージョン番号を指定します。このバージョンは、ご使用の Creo View クライアントまたは Visualization サーバーと一致する必要があります。間違ったバージョンを設定すると、Creo View クライアントまたは Visualization サーバーで問題が発生する場合があります。
b. 「Setup Directory」
ug2pv_config は、指定したセットアップディレクトリから実行されるようにアダプタを設定します。異なるセットアップディレクトリを使用すると、複数のアダプタ設定により異なる要件に対応することができます。
セットアップディレクトリを指定するには、「NX Adapter Configuration」ダイアログボックスの「Setup Directory」フィールドの右側にあるフォルダアイコン () を使用します。これにより、「Select a Setup Directory」ダイアログボックスが表示されます。<setup_directory> のロケーションをブラウズするか、「Directory」フィールドにパスを入力します。
異なるセットアップディレクトリを使用すると、複数のアダプタ設定により Visualization の異なる要件に対応することができます。ug2pv_config は、選択した <setup_directory> からアダプタが実行されるように設定します。
正しいディレクトリを選択したら「OK」をクリックします。前に示した「NX Adapter Configuration」ダイアログボックスが再び表示され、引き続き設定に関する選択を行うことができます。
c. 「NX Command」
正しい NX 起動コマンドを入力またはブラウズします。
d. 「NX Version」
ドロップダウンリストから正しい NX バージョンを選択します。
e. 「CPU compatibility fix」
旧型プロセッサを使用した NX が起動コマンドに応答しない場合に選択します。NX が、旧型プロセッサ用の旧ライブラリに戻ります。
4. 「NX Adapter Configuration」ダイアログボックスの「Components」グループ設定を使用して、設定するパブリッシングコンポーネントと、システムで Visualization サーバーのホストとポートを検索する方法を定義します。「Components」グループボックスには以下のフィールドが含まれます。
a. 「Create ugpublish」
ファイルを NX セッションから対話的にパブリッシングする場合は、この設定を有効にします。
b. 「Create ugbatch」
NX をコマンドラインからバッチモードで実行し、ファイルを Creo View ビューデータに一括で変換する場合は、この設定を有効にします。
c. 「Create ugworker」
Windchill Visualization Service が使用する起動スクリプトを作成して Adapter を Worker モードで起動し、Creo View ビューデータを Windchill パブリッシングプロセスの一部としてパブリッシングします。このためには、アダプタは Windchill サーバーについて次の詳細情報を必要とします。
a. 「Server Host」
Windchill サーバーのホスト名を入力します。
b. 「Server Port」
Windchill サーバー上の Worker Agent との通信に使用するポートを入力します。デフォルトのポート番号は 5600 です。
c. 「Worker Alias」
必要に応じて、Worker のエイリアス名を入力します。「Enable WWGM file synchronization support」チェックボックスをオンにした場合、Worker エイリアスは使用できません。
Worker のエイリアス名は、Worker を設定するために必須ではありません。
Worker エイリアス名にはスペースを含めないでください。
d. 「Test Server」
エイリアス Worker の場合にサーバーのホスト、ポート、エイリアス名を指定した後は、「Test Server」をクリックして次の操作を実行します。
マシン名、ポート番号、Worker の可用性、エイリアス名を検証します。
テストサーバーがその場所にある Worker Agent に接続できることを確認します。
「Server Configuration Test」ウィンドウに、次の結果が表示されます。
「Worker Type」
「Server」
「Port」
「Alias」
「Test Connection to Server」 - 「Server Configuration Test」ダイアログボックスが開きます。テスト結果が「Succeeded」または「Failed」で、結果のメッセージが「Set keepalive ok」で始まっている場合は、「OK」をクリックしてセットアップを続行します。
5. 「NX Adapter Configuration」ダイアログボックスで「Windchill Workgroup Manager」グループ設定を使用して、Windchill Workgroup Manager でのファイル同期化をサポートできるようにします。「Enable WWGM file synchronization support」 チェックボックスを選択し、「Install Directory」および「File Sync DLL」フィールドをハイライトします。
a. 「Install Directory」
このフィールドは、Workgroup Manager クライアントのインストールディレクトリ (図 12-3 では C:/ptc/WindchillWGM として表示) に設定します。インストールポイントが異なっている可能性があるため、「Install Directory」フィールドの右側にあるフォルダアイコン を使用して、正しいインストールパスを指定します。
b. 「File Sync DLL」
Workgroup Manager のインストールプロセス中に、ファイル同期化 DLL ファイルがインストールされます。このフィールドは、デフォルトの NX 用ファイル同期化 DLL にプリセットされています。このフィールドでは、デフォルトの DLL 名が ugnx<バージョン>adapter_loader.dll に設定されます。ここで、<バージョン> はステップ 3.d で選択した NX のバージョンです。たとえば、NX バージョン 1953 の場合、DLL 名は ugnx1953adapter_loader.dll になります。デフォルトを受け入れることも、または「File Sync DLL」フィールドの右側にあるフォルダアイコン を使用して、必要な ugadapter_loader.dll ファイルを指定することもできます。
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64 ビット Windows プラットフォームで設定ツールを実行する場合、このフィールドは 64 ビット Windows DLL に設定されます。
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「File Sync DLL」フィールドで不正なパスを入力すると、エラーが表示され、「Setup」ボタンが無効になります。
6. すべての設定を正しく入力した後、「Setup」をクリックするとウィザードによって設定が生成されます。
設定が実行されると、「Setup Complete」プロンプトが表示されます。「OK」をクリックして続行します。
7. 設定後、「Recipe Editor」をクリックすると、この設定のレシピファイルを編集できます。詳細については、CAD データ変換のためのレシピ編集の概要を参照してください。
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レシピファイルへの変更は、上級ユーザーのみが実行してください。
8. 「Exit」をクリックします。「Exit ug2pv_config」ダイアログボックスが開きます。
9. 「Yes」をクリックして終了します。
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