Windows での pvsoptimize_config の使用
PVS 最適化ユーティリティの設定は、pvsoptimize_config ツールを使用して行います。
1. Windows エクスプローラを使用して、Creo View アダプタ製品をインストールした <installation_directory>\bin ディレクトリをブラウズします。pvsoptimize_config.exe をダブルクリックします。
「PVS Optimize Configuration」ダイアログボックスが開きます。
2. 以前の設定がある場合は、「Existing Configuration」グループを使用してその設定を PVS 最適化ユーティリティの最新バージョンに簡単かつ完全に反映させることができます。このグループの「Setup Directory」フィールドで、以前の設定のロケーションを指定できます。
既存のセットアップディレクトリをブラウズすると、pvsoptimize_config によって必須フィールドに自動的に値が挿入されます。以前のバージョンを最新バージョンに自動的に更新するには、「Setup」をクリックします。
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既存のバージョンを上書きする前に新しい設定をテストする場合は、「Parameters」グループで「Setup Directory」の場所を変更します。これにより新しい設定は別のロケーションに保存されるので、既存のバージョンは上書きされずに保持されます。新しい設定を使用しないことを選択した場合は、バックアップの役割をする既存のセットアップディレクトリに戻ることができます。別の場所で新しいバージョンが正常に機能していることが確認できたら、古いバージョンを上書きできます。
3. 「PVS Optimize Configuration」ダイアログボックスの「Parameters」グループ設定を使用して、アダプタのコンフィギュレーション設定を指定します。これにより、パブリッシングを実行する PVS 最適化ユーティリティのセットアップディレクトリと起動方法を指定できます。「Parameters」グループには以下のフィールドが含まれます。
a. 「Client/Server Version」
「Client/Server Version」ドロップダウンリストで、クライアント/サーバーのバージョン番号を指定します。このバージョンは、ご使用の Creo View クライアントまたは Visualization サーバーと一致する必要があります。間違ったバージョンを設定すると、Creo View クライアントまたは Visualization サーバーで問題が発生する場合があります。
b. 「Setup Directory」
pvsoptimize_config は、指定したセットアップディレクトリから実行されるようにユーティリティを設定します。異なるセットアップディレクトリを使用すると、複数の設定により異なる Creo View 要件に対応することができます。
セットアップディレクトリを指定するには、「PVS Optimize Configuration」ダイアログボックスで、「Setup Directory」フィールドの右側にあるフォルダアイコン を使用します。これにより、「Select a Setup Directory」ダイアログボックスが表示されます。<setup_directory> のロケーションをブラウズするか、「Directory」フィールドにパスを入力します。
セットアップディレクトリを選択したら「OK」をクリックします。「PVS Optimize Configuration」ダイアログボックスが再び表示され、引き続き設定に関する選択を行います。
4. 「PVS Optimize Configuration」ダイアログボックスの「Components」グループ設定を使用して、設定するパブリッシングコンポーネントと、システムで Visualization サーバーのホストとポートを検索する方法を定義します。「Components」グループボックスには以下のフィールドが含まれます。
a. 「Create pvsoptimizebatch」
コマンドラインからバッチモードで実行するにはこの設定をオンにします。
b. 「Create pvsoptimizeworker」
Worker モードで実行するには、この設定をオンにします。この設定を選択すると、ホストとポートの設定が有効になります。
a. 「Server Host」
「Server Host」は、Visualization サーバーが実行されているマシンの名前です。Worker は Visualization サーバーと異なるマシンで実行される場合があります。
b. 「Server Port」
「Server Port」では、サーバーホスト上の Worker Agent への接続時に使用するポートを定義します。ポート番号は、Worker Agent の設定で定義したポートの設定と一致する必要があります。
c. 「Test Server」
エイリアス Worker の場合にサーバーのホスト、ポート、エイリアス名を指定した後は、「Test Server」をクリックして次の操作を実行します。
マシン名、ポート番号、Worker の可用性、エイリアス名を検証します。
テストサーバーがその場所にある Worker Agent に接続できることを確認します。
「Server Configuration Test」ウィンドウに、次の結果が表示されます。
「Worker Type」
「Server」
「Port」
「Test Connection to Server」 - 「Server Configuration Test」ダイアログボックスが開きます。テスト結果が「Succeeded」または「Failed」で、結果のメッセージが「Set keepalive ok」で始まっている場合は、「OK」をクリックしてセットアップを続行します。
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PVS 最適化ユーティリティは Worker として設定できますが、これを利用可能な Windchill パブリッシャはありません。
5. すべての設定を正しく入力した後、「Setup」をクリックするとウィザードによって設定が生成されます。上の図は、設定データが入力されたダイアログボックスの例です。
設定が実行されると、「Setup Complete」プロンプトが表示されます。「OK」をクリックして続行します。
6. 設定後、「Recipe Editor」をクリックすると、この設定のレシピファイルを編集できます。
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レシピファイルへの変更は、上級ユーザーのみが実行してください。
7. 「Exit」をクリックするとプロンプトが表示されます。「Yes」をクリックして終了を確認します。
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