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inventor2pv_config の使用
Creo View Adapter for Inventor を設定するには、inventor2pv_config ツールを使用します。X ディスプレイを設定してから、次の手順に従ってアダプタを設定します。
1. Creo View Adapter for Inventor をインストールした <installation_directory>\bin ディレクトリに移動します。inventor2pv_config.exe をダブルクリックします。「Autodesk Inventor Adapter Configuration」ダイアログボックスが開きます。
2. 新規インストールの場合は、「Existing Configuration」 > 「Setup Directory」を空のままにします。Creo View Adapter for Inventor の既存のコンフィギュレーションを最新バージョンに更新する場合は、「Existing Configuration」 > 「Setup Directory」で、以前のコンフィギュレーションのセットアップディレクトリを選択します。inventor2pv_config によってその他すべての必須フィールドに自動的に値が挿入されます。最新バージョンに更新するには、「Setup」をクリックします。
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既存のバージョンを維持しながら新しいコンフィギュレーションを作成するには、次に説明するように、「Parameters」グループボックスの「Setup Directory」でセットアップディレクトリの場所を変更します。これにより、以前の作業コンフィギュレーションを除去する前に、新しいコンフィギュレーションをテストできます。
3. 「Parameters」グループボックスでグループ設定を行います。
a. 「Client/Server Version」リストで、Creo View クライアント、Visualization サーバー、またはその両方のバージョン番号を指定します。間違ったバージョンを設定すると、Creo View クライアントまたは Visualization サーバーで問題が発生する場合があります。
b. 「Setup Directory」を指定するには、次の手順に従います。
a. 「Setup Directory」フィールドで をクリックします。「Select a Setup Directory」ダイアログボックスが開きます。
b. <setup_directory> のロケーションをブラウズするか、「Directory」フィールドにパスを入力し、「OK」をクリックします。デフォルト値は <creo_view_adapters folder>\inventor_setup です。前に示したCreo View Modeling Adapter Configuration」ダイアログボックスが再び表示され、引き続き設定に関する選択を行うことができます。
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異なるセットアップディレクトリを使用すると、複数のアダプタ設定により Visualization の異なる要件に対応することができます。inventor2pv_config は、選択した <setup_directory> からアダプタが実行されるように設定します。
c. Apprentice Server モードで実行する場合は、「Start in Apprentice Server Mode」を選択します (Inventor と Inventor Apprentice の違いについては、Creo View Adapter for Inventor の必要条件を参照してください)。
4. 「Components」グループ設定
「Autodesk Inventor Adapter Configuration」ダイアログボックスの「Components」グループ設定で、設定する必要があるパブリッシングコンポーネント、および Visualization サーバーのホストとポートを検索する方法を指定します。「Components」グループボックスには次のフィールドが含まれます。
a. 「Create inventorpublish」
ファイルを Inventor セッションから対話的にパブリッシングする場合は、この設定を有効にします。
b. 「Create inventorbatch」
Inventor をコマンドラインからバッチモードで実行し、ファイルを Creo View ビューデータに一括で変換する場合は、この設定を有効にします。
c. 「Create inventorworker」
Windchill Visualization Service が使用する起動スクリプトを作成して Adapter を Worker モードで起動し、Creo View ビューデータを Windchill パブリッシングプロセスの一部としてパブリッシングします。この場合は、Adapter に Windchill サーバーの詳細を指定する必要があります。
a. 「Server Host」
Windchill サーバーのホスト名を入力します。
b. 「Server Port」
Windchill サーバー上の Worker Agent との通信に使用するポートを入力します。デフォルトのポート番号は 5600 です。
c. 「Test Server」
サーバーのホストとポートを指定した後、「Test Server」ボタンをクリックしてマシン名、ポート番号、および Worker 可用性を検証し、その場所の Worker Agent に接続できることを確認します。「Server Configuration Test」ウィンドウに、次の結果が表示されます。
「Worker Type」
「Server」
「Port」
「Test Connection to Server」 - 「Server Configuration Test」ダイアログボックスが開きます。テスト結果が「Succeeded」または「Failed」で、結果のメッセージが「Set keepalive ok」で始まっている場合は、「OK」をクリックしてセットアップを続行します。
5. Windchill Workgroup Manager をインストール済みの場合は、「Autodesk Inventor Adapter Configuration」ダイアログボックスのグループ設定を使用して、Windchill Workgroup Manager でファイル同期化をサポートできるようにします。「Enable WWGM file synchronization support」 チェックボックスを選択し、「Install Directory」および「File Sync DLL」フィールドをハイライトします。
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この手順を実行できるように、Windchill Workgroup Manager をインストールしておいてください。ただし、初回のセットアップである場合は、ファイル同期化の設定を後で行います。
a. 「Install Directory」
このフィールドは、Workgroup Manager クライアントのインストールディレクトリに設定します。インストールポイントが異なっている可能性があるため、「Install Directory」フィールドの右側にあるフォルダアイコン を使用して、正しいインストールパスを指定します (たとえば、C:\PTC\wgm)。
b. 「File Sync DLL」
Workgroup Manager のインストールプロセス中に、ファイル同期化 DLL ファイルがインストールされます。このフィールドは、デフォルトの Inventor 用ファイル同期化 DLL にプリセットされています。デフォルトを受け入れることも、または「File Sync DLL」フィールドの右側にあるフォルダアイコン を使用して、必要な aiadapter_loader.dll ファイルを指定することもできます。
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64 ビット Windows プラットフォームで設定ツールを実行する場合、このフィールドは 64 ビット Windows DLL に設定されます。Inventor の 32 ビットバージョンを使用している場合は、このフィールドを Workgroup Manager の i486nt/obj サブディレクトリの 32 ビットバージョンに変更する必要があります。
「File Sync DLL」フィールドで不正なパスを入力すると、エラーが表示され、「Setup」ボタンが無効になります。
6. コンフィギュレーションを生成するには、「Setup」をクリックします。「Setup Complete」ダイアログボックスが開きます。
7. 「OK」をクリックして続行します。
8. 「Recipe Editor」をクリックしてこのコンフィギュレーションのレシピファイルを編集できます。詳細については、CAD データ変換のためのレシピ編集の概要を参照してください。
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レシピファイルへの変更は、上級ユーザーのみが実行してください。
9. 「Exit」をクリックします。「Exit inventor2pv_config」ダイアログボックスが開きます。
10. 「Yes」をクリックして終了します。