リボンのカスタマイズ
  
リボンのカスタマイズ
この章では、Creo View リボンコマンドを設定およびカスタマイズする方法について説明します。
リボンのカスタマイズの概要
このセクションでは、Creo View リボンコマンドのカスタマイズについて概要を説明します。
使用可能にする Creo View ユーザーインタフェースコマンドを設定し、Creo UI ツールキット *.ui ファイルに保存します。
プリファレンスの設定
カスタムユーザーインタフェース定義は %APPDATA%\PTC\ProductView フォルダ内に作成されている専用の Creo UI ツールキットファイル (*.ui) に保存されます。管理者ファイル (オプション) とユーザーファイルの 2 つのカスタマイズファイルがあります。管理者ファイルが先にロードされます。ユーザーカスタマイズのベースラインが定義されています。
「リボンをカスタマイズ」(Customize Ribbon) ページを使用してユーザープリファレンスを設定します。このダイアログボックスには Creo View クライアントの「Creo View オプション」(Creo View Options) からアクセスします。詳細については、Creo View ヘルプで「リボンのカスタマイズについて」を参照してください。
リボンのローカルなカスタマイズと保存
1. Windchill で、「製品」(Product) > 「ユーティリティ」(Utilities) > 「Visualization コンフィギュレーション管理」(Visualization Configuration Administration) の順にクリックし、uiconfig.xml ファイルと参照先のイメージファイルをアップロードします(イメージファイルには PNG、BMP、JPG、または JPEG フォーマット拡張子を付けることができます)。
2. Creo View でファイルを開きます。
3. 「Creo View オプション」(Creo View Options) ダイアログボックスの「リボンをカスタマイズ」(Customize Ribbon) を使用して、リボンを変更します。
4. 「適用」(Apply) をクリックしてから「OK」をクリックして、新規に作成されたメニューを追加します。
5. 新しいメニューがリボンメニューに表示され、カスタムコマンドがそのメニューに表示されます。
6. Creo View を終了し、%APPDATA%\PTC\ProductView フォルダに移動します。そのディレクトリに次のファイルがあることを確認します。
user_prefs.xml
user_cust_pvpro.ui
7. この 2 つのファイルの名前を次のように変更します。
server_prefs.xml
server_cust_pvpro.ui
8. server_prefs.xml を編集して次のプリファレンスを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<preferences>
<category name="GUI">
<category name="Customize">
<preference name="Location" value="server"/>
</category>
</category>
<preferences>
9. 保存してエディタを終了します。
10. 次のファイルを zip 圧縮します。
uiconfig.xml
server_prefs.xml
server_cust_pvpro.ui
参照イメージファイル
リボンメニューのカスタマイズが完了しました。プリファレンスを実装するには、「Windchill へのカスタムファイルのアップロード」に進みます。
Windchill へのカスタムファイルのアップロード
前のセクションのステップに従って、カスタムリボンファイルが作成されています。次のステップに従って、プリファレンスを Windchill サーバーにアップロードします。
1. Windchill で、「製品」(Product) > 「ユーティリティ」(Utilities) > 「Visualization コンフィギュレーション管理」(Visualization Configuration Administration) ページに移動します。
2. 「コンフィギュレーションを作成」(Create configuration) をクリックし、作成した zip ファイルをアップロードします。
* 
以前にアップロードされた uiconfig.xml ファイルと参照イメージファイルがある場合、アップロードの前にこれらを削除します。
3. Creo View キャッシュ (%APPDATA%\PTC\ProductView) をクリアします。
4. Windchill から Creo View で構造を開き、カスタムメニューがリボンメニューに表示されることを確認します。
5. 「閉じる」(Close) をクリックします。プリファレンスがアップロードされました。プリファレンスのアップロードの詳細については、Windchill ヘルプを参照してください。
サーバープリファレンスが Windchill に実装されました。設定されているコンテキスト内からオブジェクトにアクセスしているすべての Windchill ユーザーのリボンメニューにカスタムメニューが表示されます。
カスタムリボンプリファレンス
このセクションでは、Creo View に設定可能な GUI/Customize/ プリファレンスについて説明します。XML ファイルにプリファレンスを手動で追加します。プリファレンス名は XML プリファレンスカテゴリ要素の階層を示しています。
Location
このプリファレンスは、admin リボンカスタマイズファイルのソースを定義します。
admin - ソースは admin プリファレンス XML ファイルと同じディレクトリにあります。
server - ソースはサーバープリファレンス XML ファイルと同じ Windchill 上の場所にあります。
shared - ソースは共有キャッシュプリファレンス XML ファイルと同じ場所にあります。
AllowCustomize
このプリファレンスは、ユーザーがリボンをカスタマイズ可能かどうかを制御します。このプリファレンスによって既存のカスタマイズが適用されなくなることはありませんが、カスタマイズを変更できなくなります。
* 
「リボンをカスタマイズ」(Customize Ribbon) オプションが無効になってもクイックアクセスツールバーは無効になりません。
値は true または false です。false の場合、リボンのカスタマイズが無効になります。
RemoveInvisibleFromQAT
このプリファレンスは、リボンから除去されているクイックアクセスツールバーボタンの表示を制御します。この値を設定することで、カスタマイズによってリボンで使用できなくなっているボタンを「クイックアクセスツールバー」(Quick Access Toolbar) オプションページでも非表示にできます。
値は true または false です。true の場合、リボンから除去されたボタンは「クイックアクセスツールバー」(Quick Access Toolbar) オプションページに表示されません。