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2 つのアセンブリを比較するには
1. 「ツール」(Tools) > 「比較」(Compare) をクリックします。「比較の設定」(Compare Settings) ダイアログボックスが開きます。
2. 「最初のアイテム」(First Item) を選択し、構造ツリーまたはビューで、最初のアセンブリを選択します。次に、 「2 番目のアイテム」(Second Item) を選択し、別のアセンブリを選択します。
3. 選択した 2 つのアイテムを切り替えるには、 を選択します。
4. 比較を設定するために「比較」(Comparison)「構造」(Structure)、および「公差」(Tolerances) タブで実行可能なタスクの説明については、次の 3 つのセクションを参照してください。
ジオメトリの比較を設定するには
ジオメトリを比較するには、「比較」(Comparison) をクリックし、以下のオプションを使用して比較を設定します。
1. アセンブリの座標系を整列するには、「デフォルト座標系を整列」(Align default CSYS) チェックボックスをオンにします。重心を比較する場合、このチェックボックスをオフにします。
2. 属性の比較を有効にするには、「属性を比較」(Compare attributes) チェックボックスをオンにします。属性のカテゴリを選択するには、「フィルタ」(Filter) をクリックします。
3. 比較ツールではアセンブリの子の詳細なジオメトリ比較を実行できます。子が修正されている場合、どのフィーチャーが追加または除去され、どれが両方のバージョンの子に共通であるかがわかります。このトピックの後ろにある「共通」(Common)「追加」(Added)「除去」(Removed) ボタンを参照してください。
ジオメトリの比較の生成方法を制御するには、「ジオメトリの比較」(Geometric comparison) リストで次のいずれかのオプションを選択します。
「質量特性とボリュームの相違」(Mass properties and volume difference): 質量特性が異なるかどうかにかかわらず、追加された形状、除去された形状、共通の形状を表すボリューム相違ボディを必ず生成します。この生成方法は最も時間がかかります。この方法は、代替表示を使用する場合など、質量特性が信頼できない場合に使用します。
「質量特性と、必要に応じてボリュームの相違」(Mass properties, volume difference if required): 重心 (COG)、体積、表面積の値が異なる場合にのみ、追加された形状、除去された形状、共通の形状を表すボリューム相違ボディをビューア領域に生成します。
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「公差」(Tolerances) タブで、質量特性の相違を考慮するときの公差を制御できます。
「質量特性のみ」(Mass properties only): 質量特性を比較することで、子が修正されたかどうかを判別しますが、ボリューム相違ボディは生成しません。この生成方法は最速です。
「なし」(None): 質量特性またはジオメトリの比較を生成しません。構造と属性のみの比較を実行するときに使用します。
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「なし」(None) または「質量特性のみ」(Mass properties only) を選択した場合、比較ツールではステータスが「修正済み」(Modified) である構成部品のペアについて「共通」(Common)「追加」(Added)、および「除去」(Removed) 表示は生成されません。
構造の比較を設定するには
構造を比較するには、「構造」(Structures) をクリックし、以下のオプションを使用して比較を設定します。
1. アセンブリの子を比較して、追加、修正、または除去された構成部品を特定するには、「構造を比較」(Compare structures) を選択します。「子の一致する属性」(Child matching attributes) テーブルが表示されます。
2. 子を比較する際、1 つ目のアセンブリの子と 2 つ目のアセンブリの子を対応付けるために子の識別子として使用する属性を指定します。たとえば、表示名属性を指定した場合、比較ツールでは 1 つ目のアセンブリの各子が、2 つ目のアセンブリの同じ表示名を持つ子と対応付けられます。1 つの属性では子を一意に識別できない場合、属性を組み合わせて選択できます。
子の対応付けに使用する属性を指定するには、次の手順に従います。
a. 「属性を追加」(Add Attribute) を選択します。
b. 「属性を挿入」(Insert Attribute) ダイアログボックスで、必要な属性をダブルクリックするか、属性を選択して「名前を挿入」(Insert Name) を選択します。指定する各属性についてこの手順を繰り返します。
c. 「閉じる」(Close) を選択します。
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デフォルトでは、Creo View では子の対応付けに表示名属性が使用されます。
3. 「コンフリクトを解決」(Resolve conflicts) リストで、選択されている属性に従って、あるアセンブリの 1 つの子が別のアセンブリの複数の子に対応している場合の処理方法を選択します。以下のオプションがあります。
「なし」(None): コンフリクトを解決しません。子は比較されず、それぞれが追加済みまたは除去済みとして表示されます。
「順序を使用」(By order): 構造内の順序に従って子を対応付けます。
「相対位置を使用」(By relative position): 親との相対位置に従って子を対応付けます。これはパターン化された子に便利であり、アセンブリ内の順序に従って比較した場合、すべてのインスタンスが移動します。
許容範囲を定義するには
設定されている許容範囲レベルを質量特性が下回っている場合、比較レポートには同一の結果が表示されます。「公差」(Tolerances) で、2 つのアセンブリ間での許容範囲を定義できます。
重心: 距離単位 (mm)
体積: パーセント (%)
表面積: パーセント (%)
位置: 距離単位 (mm)
回転: 度単位 (º)
「OK」をクリックします。比較が実行され、メッセージボックスに結果が表示されます。セカンダリパネルの「比較」(Compare) タブに詳細結果ツリーが表示されます。
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