CAD データ変換のためのレシピ編集の概要
レシピとは、Creo View MCAD アダプタの変換プロセスを支配するツール固有のデフォルト規則のセットです。レシピはレシピファイル (*.rcp) に保存されます。レシピにより CAD データが、幅広い環境での表示に適したフォームに変換されます。ほとんどの CAD データはデフォルトのレシピを使用して効率的に変換されますが、レシピを編集してビューデータの詳細と品質を向上させることが必要なデータもあります。CAD データはツールによって異なり、Recipe Editor で使用できるオプションも違います。設定しているツールに関連しないレシピオプションや、管理モードでのみ修正可能なレシピオプションは使用できません。
Recipe Editor をデフォルトモードで実行することで、特定の CAD ツールの設定を含む頻繁に使用されるレシピ設定に修正できます。管理モードにはより敏感でカスタマイズされた設定が含まれています。管理モードで使用できる設定を変更すると、Creo View の構造またはビューデータが無効になる可能性があります。管理モードで変更を行うのは、経験豊富なシステム管理者が担当する場合、または PTC テクニカルサポートが特別に要求した場合のみにしてください。
<install_path>/recipe ディレクトリには Creo View アダプタのマスターレシピファイル (<adapter>2pv.pvr など) が格納されています。これらのファイルは編集しないでください。編集した場合、アダプタの更新時に問題が生じる可能性があります。<adapter>_config ユーティリティは、設定固有のレシピファイル <adapter>2pv.rcp<setup_directory> に作成します。さらに高度なカスタマイズについては、テクニカルサポートにお問い合わせください。
Recipe Editor の詳細については、このドキュメントの次の場所を参照してください。
後述するタブ別の設定に関するトピック - 各タブまたはサブタブのすべてのオプション。
Recipe Editor タスクの実行の章 - 多数のアダプタに適用されるレシピ設定手順。
特定のアダプタの章の「高度なアダプタ設定」セクション - 特定のアダプタに適用される設定。特定の設定を持たないアダプタもあります。
Creo View アダプタのバージョンを更新する場合は、レシピファイルも更新する必要があります。更新手順については、Creo View Adapter と Recipe Editor のバージョンの更新を参照してください。
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