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ugbatch を使用したコマンドラインパブリッシング
NX CAD データはシェルコマンドラインから ugbatch スクリプトを使用して Creo View フォーマットに変換できます。この章では、最もよく使用するコマンドラインオプションを含め、ugbatch コマンドの使用方法の概要を説明します。コマンドラインオプションの完全なリストについては、「高度なアダプタ設定」の章を参照してください。
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ugbatch を使用する前に、ugpublish が機能していることを確認してください。
ugbatch の概要
ugbatch は、コマンドラインから NX CAD データをパブリッシングする場合に使用します。ugbatch は、非グラフィックモードで UG/Open アプリケーションを実行します。プロンプトで単純なコマンドを入力すると、CAD データが変換され、Creo View を使用してすぐに表示可能になります。
ugbatch の使用
Creo View Adapter for NX を操作するには、単一のコマンドを利用して CAD データをパブリッシングする必要があります。
コマンドラインの形式は以下のとおりです。
ugbatch [options] <cad_data>
コマンドライン変換には以下の 2 つの段階があります。
1. コマンドプロンプトを開き、変換する NX CAD データを格納するディレクトリに移動します。
この例では、ディレクトリは C:\ug_data\ であるとします。
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NX を実行するには、コマンドプロンプトの環境を設定する必要があります。たとえば、UGII_BASE_DIR 環境変数が正しく設定されていなければなりません。
2. ugbatch コマンドを入力します。例:
c:\\ptc\\ug_setup\\ugbatch -p output ug_test.prt
この例では、コマンドラインは以下のように左から右へ順番に分割することができます。
a. アダプタの設定を格納するセットアップディレクトリ、その次にデータ変換のコマンドが続きます。
C:\ptc\ug_setup\ugbatch
b. オプション -p <output path> が output として示されています。これはアダプタが変換されたデータを配置するディレクトリの名前です。
c. 変換する NX データは、ug_test.prt として指定されています。
3. Enter を押すと ugbatch が起動します。コマンドプロンプトに戻ると、変換は完了します。
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ugbatch は一度に複数の CAD データをパブリッシングできます。一連の CAD データをパブリッシングするには、コマンドラインにすべての名前をスペースで区切って入力します。ワイルドカード (アスタリスク *) も使用できますが、返されたデータが正しいことをユーザーが確信できる場合に限ります。
4. 変換されたデータの出力は、Creo View で開くことができます。
NX 参照セットの変換
参照セットは、実質的には新しい部品である CAD データの一時許可の作成によく使用されます。たとえば engine.prt には 2_liter および 3_liter 参照セットが含まれる可能性があります。この一時許可タイプの参照セットを変換する場合、CAD データの名前は以下の形式になる必要があります。
<cad-data-file-name>:Part:<instance-name>
たとえば、2_liter 参照セットを engine.prt 内で変換するには、以下を使用します。
engine.prt:Part:2_liter
さらに参照セットは、一般に簡略形式のアセンブリの作成にも使用されます。簡略形式の参照セットを変換するには、以下の構文を使用する必要があります。
<cad-data-file-name>:Form:<simprep-name>
たとえば engine.prt の cut_away 参照セットを変換するには、以下を使用します。
engine.asm:Form:cut_away
これらのタグは以下のように組み合わせて、一時許可参照セットの簡略形式参照セットを変換することができます。
engine.prt:Part:2_liter:Form:cut_away
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タグの順序は重要です。:Part: タグは :Form: の前に配置する必要があります。
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