例: 干渉検出レポート
照会が完了すると、レポートファイルが生成されます。レポートには、入力および定義パラメータ (<dataset> セクション内) に続けて <report> セクションがあります。
入力ファイルに <reportDefinition> が含まれていない場合、生成されるデフォルトのレポートファイルによって、絶対空間内のすべてのアイテムの位置が定義されます。
テスト基準を満たさないアイテムのペアのほかに、インスタンス固有のプロパティをレポートに含めるよう設定できます。これらを使用してトレースバックすることで、EPM システムなどで部品を識別できます。
例: (Windchill から渡された) epmdoc_objectid プロパティをレポートに含める方法
epmdoc_objectid プロパティは Windchill から渡されます。
<reportDefinition absolute PositionReporting="true" >
<attributesToIncludePerPart>
<attribute name="epmdoc_objectid"/>
</attributesToIncludePerPart>
</reportDefinition>
例: 照会に失敗したアイテムの各ペアを定義する 1 つ以上の <clash> エレメントを含める方法
アイテム ROTOR は BAIL_WIRE と交差しています。この例の部品には解析ジオメトリが含まれていないので (テサレーションのみ)、VOLUME と PENETRATION の結果が近似されていることを示す属性 approximated= “true” が結果にタグ付けされています。
<report timestamp="20110427T134220">
<clashes>
<clash id="1">
<interferences>
<calculated type="VOLUME" value="2.366565583E-015"/>
<interference timestamp="20110427T134220"
type="hard" approximated="true">
</interference>
</interferences>
<clashItem1 name="ROTOR"
pvcidpath="…"/>
<clashItem2 name="BAIL_WIRE"
pvcidpath="…"/>
<intersections>
<intersection xmin="-7.65725076E-002" xmax="-6.43505156E-002"
ymin="-5.30253351E-002" ymax="-4.86363098E-002"
zmin="1.40132848E-003" zmax="2.19742227E-002">
</intersection>
</intersections>
</clash>
以下省略
<interference> エレメントは失敗した照会のタイプを定義します。ここでは、type= “hard” と、計算された特定の値が指定されています。失敗した 2 つのインスタンスは clashItem1clashItem2 です。<intersections> エレメントは問題についての空間情報を提供します。デフォルトはグローバルに配置された境界ボックス (範囲は xmin…zmax によって指定) であり、<intersection> エレメント内にその他の情報を含めることができます。
例: 単純な全構造照会
<inclusions>
<inclusion>
<predefined name="all"/>
</inclusion>
</inclusions>
<predefined> エレメントは多数の定義済み照会のうちの 1 つを指定できます。Name= “all” は全構造照会を指定します。これを XML ファイルに含めてその他すべてのエレメントを指定した場合、次のような入力ファイルを作成できます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<pvc>
<dataset srcurl="d:/temp/batch_clash/landing_gear.pvs">
<clashDefinition>
<clashParams mode="QUICK">
<hard maxAllowableVolume="4" active="true"/>
</clashParams>
<inclusions>
<inclusion><predefined name="all"/></inclusion>
</inclusions>
</clashDefinition>
</dataset>
</pvc>
次の clash スクリプトを使用してこれを実行できます (サンプルデータの all-structure.xml を参照)。
% pvsclashbatch all-structure.xml
このスクリプトが完了すると、干渉検出ツールによって、入力ファイル名から派生した出力ファイルが生成されます。この例では、ファイル all-structure.pvc が生成されます。
これは役に立ちましたか?