Creo Illustrate について
Creo Illustrate により、CAD データを再利用して、複雑なサービス情報を簡単かつ正確に伝達できる、アニメーション効果の付いた対話形式の 3D テクニカルイラストレーションを生成できます。作成した 3D イラストレーションは各種 2D および 3D グラフィックフォーマットで保存およびパブリッシングできます。
Creo Illustrate では、次の操作を実行できます。
• エンジニアリング部品ジオメトリと部品表 (BOM) データを含む 3D CAD ファイルをインポートします。
• 部品を、インポートされたエンジニアリング部品表 (eBOM) からサービス部品表 (sBOM) へドラッグします。
• 部品とアセンブリを sBOM ツリーで整理、結合、および名前変更します。
• 選択した sBOM 部品およびアセンブリを、イラストレーションファイルの中で複数のフィギュアに読み込みます。フィギュアごとに以下の設定を変えることができます。
◦ 3D ビューの方向とズームレベル。
◦ レンダーモードでのサーフェスのシェードスタイル、太い/細いエッジの線、および隠線消去 (HLR)。
◦ 断面ビュー、作図用ジオメトリ、および測定。
◦ 分解ビュー、およびオプションの分解線。
◦ コールアウト、注記、参照などのアノテーション。
◦ ツール、コンテナ、矢印、および危険記号のライブラリから挿入する、2D および 3D のグラフィックシンボル。
• イラストレーションのフィギュアごとにコールアウトとアイテムリストを生成し、必要に応じてコールアウトを整列、番号変更、および結合します。
• 新しい部品属性、構造、フィギュア、およびアイテムリスト情報を持つ XML ファイルをインポートし、そのファイルが持つ新しいフィギュアおよびアイテムリストを使用して、sBOM ツリーを自動的に再生成します。
• アニメーションテンプレートを使用して、イラストレーションのフィギュアをアニメーション化します。
• イラストレーションを安全な Creo View visualization (*pvz) ファイルフォーマットにパブリッシュし、配布します。
• Windchill サーバーへの直接リンクを介して Windchill ソフトウェアを使用してイラストレーションアセットを管理します。
Creo Illustrate で作成した 3D イラストレーションは、ソース CAD の変更時に自動的に更新されるよう設定できるので、企業内で簡単に共有できます。