3D データや回路図データを含むインポートされた CAD ファイルは、イラストレーションのソースコンテンツです。ブランチリンクを含む 3D ファイルの場合、すべてのブランチリンクがルート構造とともにインポートされます。回路図ファイルの場合、すべてのシートがインポートされます。選択したインポートのタイプに応じて、CSV データ、ブランチリンク、シートは、すべて埋め込まれるか、すべてリンクされます。データをリンクした場合、各ブランチリンクまたはシートの更新設定を個別に管理できます。

CAD ファイルをインポートすると、そのコンテンツと場所がイラストレーションファイルにコピーされます。インポートするファイルを選択する前に、そのコンテンツをイラストレーションにリンクするか埋め込むかを選択します。以下で詳細について説明します。

CSV データが更新されたイラストレーションを開く際に、属性情報を手動で更新することも、自動更新を設定することもできます。

リンク先の CAD データが更新されているイラストレーションを開いた場合、eBOM から除去された部品が sBOM ツリーから自動的に削除されます。Creo Illustrate では、sBOM ツリーに対してこれらの更新を手動で実行することも、自動的に実行するよう設定することもできます。

ファイルを開くと、更新のサマリーを含むメッセージが表示されます。

回路図ファイルの場合、更新が完了すると、「更新サマリー」(Update Summary) ダイアログボックスにレポートが表示されます。ここには設計編集や削除されたシートなどの情報が含まれています。レポートをクリップボードにコピーできます。回路図ファイルに新しいシートが追加された場合、イラストレーション内のフィギュアのリストが更新されます。

CSV ファイルの場合、更新が完了すると、ダイアログボックスが開いて、そのイラストレーションと元の CSV ファイルを更新するオプションが表示されます。

コンテンツをリンク解除することもできます。リンク解除したコンテンツはファイル内に埋め込まれます。リンクされているファイルの場所または名前が変更されている場合は、リンクを更新する必要があります。そのステータスが「ステータスが不明」(Status unknown) になり、新しい場所またはファイル名をブラウズできるようになります。

下部データパネルの「コンテンツ」(Content) 枠に、インポートしたコンテンツのサマリーが各アイテムの更新ポリシーおよびステータスとともに表示されます。「コンテンツ」(Content) 枠でアイテムを選択すると、内容依存型の「コンテンツ」(Content) タブがリボンに表示されます。コンテンツのユーザーインタフェースは、「構造を編集」(Edit Structure) モードで使用できます。リンクされているインポートコンテンツの更新ステータスを確認できます。