プロファイルの定義
プロファイル (<profile>) は、標準内で定義されているオプションの規則セットであり、フィギュア内のアイテムの表示を制御します。標準内に複数のプロファイルを定義でき、これをユーザーがフィギュアに適用します。プロファイルによって、色やラインウェイトなどのデータの外観や、ユーザーが追加したコンテンツの表示を制御します。規則はプロファイルに表示されている順序で適用されます。
プロファイルは xml ファイルで定義され、標準への追加時に次のヘッダーが有効になりプロファイルとして認識される必要があります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
長さ単位
プロファイルファイルに長さ単位を定義する必要があります。次の単位を設定できます。
MILLIMETER
INCH
POINT
次にプロファイルの長さ単位の例を示します。
<profiles length_units="MILLIMETER">
次の表に、プロファイルの規則によって定義可能なアイテムと、定義する必要がある特性を示します。
アイテム
含まれている規則
コンポーネント
線種
ラインウェイト
線の色
塗りつぶし色
ピン
線種
ラインウェイト
線の色
塗りつぶし色
ワイヤ
線種
ラインウェイト
線のパターンまたは色
ハイウェイ
線種
ラインウェイト
線の色
ケーブル
線種
ラインウェイト
線の色
回路図プロファイルで次の特性を定義できます。
プロファイル名 (必須)
rules - プロファイルに含める規則のセットを定義します。回路図の規則には、引数 <if> は 1 つ含まれているかまったく含まれず、引数 <then> は 1 つだけ含まれています。
<rule type="schematics">
<if> 文は省略可能です。<if> が定義されていない場合、すべてのアイテムに <then> が適用されます。ブールタグ <and|or|not> によって <if> 条件を結合できます。このいずれも使用されていない場合、<if> 内のすべての条件で <and> として処理されます。
引数に次のタイプの条件を含めることができます。
引数
説明
item
条件が適用されるアイテムを設定します。
type
アイテムのタイプを定義します。regexpr=true の場合に regexpr を使用できます (オプション)。
name
アイテムの名前を定義します。regexpr=true の場合に regexpr を使用できます (オプション)。
regexpr
true に設定されている場合、条件内で正規表現を使用できます。
equal
true に設定されている場合、条件が真となるためには、引数の値 (タイプ/名前) が等しくなければなりません。
caseins
true に設定されている場合、条件で大文字と小文字が区別されます。
アイテムに適用される条件の例を次に示します。
<item type="co*" name="*1*" regexpr="true" equal="true" caseins="true"/>
<attribute> - アイテムの属性に適用される条件を設定します。
attribute の引数
説明
name
属性の名前。regexpr=true の場合に regexpr を使用できます (オプション)。
value
属性の値。regexpr=true の場合に regexpr を使用できます (オプション)。
equal
true に設定されている場合、条件が真となるためには、引数の値 (タイプ/名前) が等しくなければなりません。
regexpr
条件内で正規表現を使用します。
caseins
この文が true の場合、大文字と小文字が区別されます。
アイテムの属性に適用される条件の例を次に示します。
<attribute name="name" value="value" regexpr="true"
equal="true" caseins="true"/>
then - 規則に引数 then が 1 つ必要です。規則を適用する場合にのみこの引数を追加します。ここには規則が適用されるすべてのものが含まれています。
bgcolor - フィギュアの背景色を設定します。これは空の条件でのみ使用します。
<bgcolor></bgcolor>
line - 線種を設定します (オプション)。
線種の引数
説明
style
線種を選択します。たとえば、multicolored、solid、dashed、dotted などがあります。
デフォルト値は solid です。
color
線の色を設定します。
weight
線の幅を設定します。
spacing
点線の点の間隔を設定します。
デフォルト値は 0.5 mm です。
pattern
鎖線のパターンを設定します。
デフォルト値は 0.5 mm です。
text_color
ラインテキストの色を設定します。
border_color
線の境界の色を設定します。
デフォルト値は black です。
border_weight
線の境界の幅の割合を設定します。ここで、100 % は 1、40 % は 0.4 です。
デフォルト値は 0.1 です。
colorseg
以下が含まれています。
color - セグメントの色を設定します。
length - セグメントの長さを設定します。
multicolor が選択されている場合にのみ適用されます。
colorseg タグによって 1 つの色がスタイルに追加されます。
長さが定義されていない場合、最後の長さが使用されます。
長さがないか、すべての長さが 0 である場合、境界のウェイトが長さとして使用され、その場合、すべての色セグメントが四角形になります。
* 
境界は次の線種パラメータが定義されている場合にのみ適用されます。
border_color または border_weight
solid または multicolor
color または colorseg
line の引数の例
単色実線:
<then>
<line color="#00ff00" weight="1"/>
</then>
境界付きストライプ:
<then>
<line style="multicolor" text_color="#0000ff" border_color="B900FC" border_weight="0.4" color="#07EDF9" weight="1">
<colorseg color="#07EDF9" length="0.6"/>
<colorseg color="#FFFFFF"/>
</line>
</then>
点線:
<then>
<line style="dotted" spacing="2" color="#ff0000"/>
</then>
鎖線:
<then>
<line style="dashed" pattern="3.5;1;0.5;1.0;3.5;4;" weight="0.6"/>
</then>
斜めのストライプ:
<then>
<line style="multicolor" angle="30" color="#888888" weight="0.6">
<colorseg color="#ff0000" length="0.2"/>
<colorseg color="#00ff00" length="0.1"/>
<colorseg color="#0000ff" length="0.3"/>
</line>
</then>
* 
-45 から +45 度の範囲または 90 度に角度を設定できます。
交点のスタイルの例
この例は、線が交差する 4 つのスタイルの引数を示しています。
円弧の上に垂直線:
<profile name="Vertical Arc connection crossing style with horizontal segments on top">
<rules>
<rule type="schematics">
<then>
<setting crossing_point_style="arc"/>
</then>
</rule>
</rules>
<rules>
<rule type="schematics">
<then>
<setting top_segment_vertical="true"/>
</then>
</rule>
</rules>
</profile>
円弧の上に水平線:
<profile name="Arc connection crossing style with horizontal segments on top">
<rules>
<rule type="schematics">
<then>
<setting crossing_point_style="arc"/>
</then>
</rule>
</rules>
<rules>
<rule type="schematics">
<then>
<setting top_segment_vertical="false"/>
</then>
</rule>
</rules>
</profile>
ギャップの上に水平線:
<profile name="Gap connection crossing style with horizontal segments on top">
<rules>
<rule type="schematics">
<then>
<setting crossing_point_style="gap"/>
</then>
</rule>
</rules>
<rules>
<rule type="schematics">
<then>
<setting top_segment_vertical="false"/>
</then>
</rule>
</rules>
</profile>
接続なし交差スタイル:
<profile name="None connection crossing style with horizontal segments on top">
<rules>
<rule type="schematics">
<then>
<setting crossing_point_style="none"/>
</then>
</rule>
</rules>
<rules>
<rule type="schematics">
<then>
<setting top_segment_vertical="false"/>
</then>
</rule>
</rules>
</profile>
3D プロファイルで次の特性を定義できます。
プロファイル名 (必須)。以下に例を示します。
<profile name=
"Yellow color to all figure items">- <start tag>
rules - プロファイルに含める規則のセットを定義します。3D フィギュアの規則には、<if> 文は 1 つ含まれているかまったく含まれず、<then> 文は 1 つだけ含まれています。
<rule type="3D_Figures">
<if> 文は省略可能です。<if> が定義されていない場合、すべてのアイテムに <then> が適用されます。ブールタグ <and|or|not> によって <if> 条件を結合できます。このいずれも使用されていない場合、<if> 内のすべての条件で <and> として処理されます。
引数に次のタイプの条件を含めることができます。
引数
説明
item
条件が適用されるアイテムを設定します。
type
アイテムのタイプを定義します。regexpr=true の場合に regexpr を使用できます (オプション)。
name
アイテムの名前を定義します。regexpr=true の場合に regexpr を使用できます (オプション)。
regexpr
true に設定されている場合、条件内で正規表現を使用できます。
equal
true に設定されている場合、条件が真となるためには、引数の値 (タイプ/名前) が等しくなければなりません。
caseins
true に設定されている場合、条件で大文字と小文字が区別されます。
アイテムに適用される条件の例を次に示します。
<item type="co*" name="*1*" regexpr="true" equal="true" caseins="true"/>
<attribute> - アイテムの属性に適用される条件を設定します。
attribute の引数
説明
name
属性の名前。regexpr=true の場合に regexpr を使用できます (オプション)。
value
属性の値。regexpr=true の場合に regexpr を使用できます (オプション)。
equal
true に設定されている場合、条件が真となるためには、引数の値 (タイプ/名前) が等しくなければなりません。
regexpr
条件内で正規表現を使用します。
caseins
この文が true の場合、大文字と小文字が区別されます。
アイテムの属性に適用される条件の例を次に示します。
<attribute name="name" value="value" regexpr="true"
equal="true" caseins="true"/>
then - 規則に引数 then が 1 つ必要です。規則を適用する場合にのみこの引数を追加します。ここには規則が適用されるすべてのものが含まれています。
item - アイテムにオーバーライドを設定します。
item の引数
説明
Phantom
アイテムのファントムの値を設定します。
transparency
アイテムの透明度の値を設定します。
color
アイテムの色の値を設定します。
figure - フィギュアの引数にオーバーライドを設定します。
figure の引数
説明
background
フィギュアの背景色の値を設定します。
background-gradient
フィギュアの背景のグラデーション色の値を設定します。
<profile name="Profile A">
<rules>
<rule type="3D_Figure">
<if>
<and>
<attribute regexpr="true" name="sBOM Name" value="49130031*"/>
<attribute name="Source_file_name" value="49130031.prt.2"/>
</and>
</if>
<then>
<item color="#00ff00" transparency="25.0"/>
</then>
</rule>
<rule type="3D_Figure">
<if>
<and>
<attribute regexpr="true" name="sBOM Name" value="49130032*"/>
</and>
</if>
<then>
<item color="#ff00ff"/>
</then>
</rule>
</rules>
</profile>
<profile name="Profile B">
<rules>
<rule type="3D_Figure">
<if>
<and>
<attribute regexpr="true" name="sBOM Name" value="DIN*"/>
</and>
</if>
<then>
<item phantom="true"/>
</then>
</rule>
<rule type="3D_Figure">
<if>
<and>
<attribute regexpr="true" name="sBOM Name" value="Brake*"/>
</and>
</if>
<then>
<item transparency="20.0"/>
</then>
</rule>
</rules>
</profile>

<profile name="Profile C">
<rules>
<rule type="3D_Figure">
<then>
<figure background="#ff00ff" background-gradient="#00ff00"/>
</then>
</rule>
</rules>
</profile>
<profile name="Profile D">
<rules>
<rule type="3D_Figure">
<if>
<and>
<attribute name="Feature_Id" value="1337"/>
</and>
</if>
<then>
<item color="#f0b823"/>
</then>
</rule>
</rules>
</profile>
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